ミニット・バイ・ミニット
- 1,ヒア・トゥ・ラヴ・ユー (4:02)
- 2,ホワット・ア・フール・ビリーヴス (3:45)
- 3,ミニット・バイ・ミニット (3:28)
- 4,ディペンディン・オン・ユー (3:50)
- 5,轍を見つめて (3:26)
- 6,オープン・ユア・アイズ (3:18)
- 7,スウィート・フィーリン (2:43)
- 8,スチィーマー・レイン・ブレイクダウン (3:26)
- 9,ユー・ネヴァー・チェンジ (3:30)
- 10,ハウ・ドゥ・ザ・フールズ・サーヴァイヴ? (5:18)
エキサイトブログユーザーならトラックバックを利用して、『ミニット・バイ・ミニット』をリコメンドできます。![]()
リスナーレビュー
- 後期ドゥービーBros.の大ヒット作Date:2009-02-22
おすすめ度:
- 後期ドゥービーBros.の大ヒット作にして、グループにグラミー・アワード4冠をもたらした事でも有名かと思いますが、やはりと言いますか、ドゥービーBros.が行くべき道を歩んで到達した結果に間違いがなかった事を実証してみせた事にも意義があったのではないかと思っています('78年作)。
結局、トム・ジョンストンが主導権を握る事はありませんでしたが、初期ドゥービーと後期ドゥービーを比べるよりも、変化を上手く上昇気流としてグループを前進させた彼ら全体の素晴らしさが結実したという事なのでしょう。
#因みに、トム・ジョンストンは本作ではゲスト参加。
ヒット作[2]を始め、ソフトAOR的な[3]、ブルー・グラス的(?)な[8]、より初期ドゥービーっぽい[5]、アイドル的歌姫であったニコレット・ラーソンのvoも楽しめる変化球的な(?)[7]等、本当に多彩(多才)なドゥービーが楽しめるのではないかと思います。
- 飾った田舎者たちの場合Date:2009-01-12
おすすめ度:
- Doobiesはご承知のとおり、トム・ジョンストンの脱退、マイケル・マクドナルドの加入により、その音楽性を一変させる。マイケルはDoobiesの濃厚な土の匂いを都会の空気とネオンで覆い、そして彼らはこのアルバムで世界的な成功を手に入れた。当時はAORという枠で括られていたこの作品だが、そこにはまるで田舎から出てきたばかりの若者が慣れないジャケットを一生懸命着こなし、街になじもうとしているかのような不細工さが同居している。
まずはマイケルのキーボードのシンコペーションとスモーキー・ヴォイスが耳に心地よく残るだろう。しかし、よく聞けば、ジェフ・バクスターのねっとりとしたギター、タイラン・ポーターのうねるようなベース、パット・シモンズの素朴なアコースティック・ギターと、どうしようもなく隠せない「田舎者」たちのソウルが浮き彫りとなってくる。
同時代に同じような大ヒットを飛ばしたフリートウッド・マックやビージーズ、ピーター・フランプトンなどと圧倒的に異なるのはこの「土の匂い」であり、それがDoobiesのDoobiesたる所以だ。
70年代から80年代に移り変わろうとするタイミングでこのアルバムが世に出たことは偶然ではなく、これが時代の空気そのものだった。
こうした不器用さが嵩じて、グループはこの後、終わりに向かって走り出す。その前奏曲であるならば、このアルバムに納められた楽曲は切なくなるほどにメロウだ。ギターとキーボードという楽器の組み合わせのひとつの到達点を示すアルバムである。
- 後期のドゥービーブラザーズの最高傑作と言えばこれ!Date:2009-01-09
おすすめ度:
- 1970年代に一世風靡したロックバンドのひとつでもあるドゥービー ブラザーズは、71年にデビューし、73年の「キャプテン アンド ミー」でブレイクし、音楽関係者から高い評価を得て、通産5枚目の「スタンピード」(75年)では大ヒットとなったが、中核人物のトム ジョンストンが病気のため一時離脱し、6枚目のアルバム「ドゥービー ストリート」ではマイケル マクドナルドが加入し、これまでのドゥービーのサウンドとは打って異なったため、好セールスではあったがドゥービー史上最大の賛否両論作となった。その後トム ジョンストンは復帰するも、結局メンバーとの確執のため再び脱退してしまった。そして本作の「ミニット バイ ミニット」(78年)はトム ジョンストンの脱退劇を乗り越えて製作された後期のドゥービー ブラザーズの最高傑作となったアルバムだ。
そもそもドゥービー ブラザーズに前期と後期があるのだが、なぜそうなったのかというと、前期のドゥービーのサウンドスタイルは南部系音楽をベースにしたロックサウンドであったのだが、さっきも書いたことだが通算6枚目のアルバムで、都会的なR&B風サウンドをベースにしたロックサウンドに転身してしまったためであったからだ。つまり1st〜5thまでが前期で、6th以降から81年の解散までが後期となり、本作がその後期の作品の中では最もヒットしたアルバムにもなり、ドゥービーの最高傑作の一枚のひとつにもなったのだ。
本作のサウンドスタイルは6thのような都会的なR&B風サウンドというよりむしろ、エキゾチックなAOR風ロックサウンド言ったところだ。また6thでは実験要素も感じられ少々ぎこちなさを感じたが本作あたりになると全体的にまとまりがあるような勢いも感じられ、聴き心地もだいぶよくなった。都会的なサウンドが印象的な(1)で幕を開けシングルヒットした(2)は、エキゾチックで都会的なポップサウンドが印象的で、ヒット曲にふさわしいナンバーだと思う。またタイトルトラックの(3)はメンバーの洒落たコーラスが印象的で、個人的には本作のベストトラックにふさわしいナンバーで、(2)よりも優れた曲だと思う。(8)はインストナンバーだが、前期のドゥービーを彷彿させるような南部的要素が強い曲調で、初期のファンにはうれしいナンバーといえよう。また(6)も(2)並に優れたポップナンバーだと思う。この他にも聴き応えのあるナンバーも多数あり、本作が後期のドゥービーの最高傑作と呼ばれる理由がよくわかし、ドゥービーブラザーズの最高傑作の一枚としてもふさわしい内容だと思う。しかしながら、個人的には前期の代表作の「キャプテン アンド ミー」や「ドービー天国」「スタンピード」のほうが気に入っているのだが、これは個人個人の好みの問題であれ、決して本作をけなしてるわけではない。(だが6thの「ドゥービー ストリート」はかなり不満がある)本作を聴かずにドゥービー ブラザーズを語ることは恐らく無理だろう。それほど本作はドゥービーにとって欠かせない存在だ!
- やっぱり、これは外せないDate:2006-09-09
おすすめ度:
- ドゥービー・ブラザーズ通算8枚目で、後期としては3作目に当たる本作。前期と後期では全くと言っていいほど異なる音を聴かせるドゥービー。
同時にファンも前期の爽快なアメリカン・ロックが好きな人と、後期のAORなポップなサウンドが好きな人とで分かれます。私は断然前期のファンですが、やっぱりこれは外せません。初め聴いた時は多少抵抗はあったものの、「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」ですぐに心を鷲づかみにされました。メロディ、アレンジ共に文句の付け様のない名曲です。以前、カバー・バージョンがCMで流れていたので聴いたことのある方も多いかもしれません。
また、ドゥービーらしいコーラスが左右にシャッフルする「ディペンディン・オン・ユー」や、パーカッションのイントロで始まりアコースティック・ギターが美しい隠れた名曲「スウィート・フィーリン」、パット大活躍で、これぞドゥービー!というノリノリのインスト曲「スティーマー・レイン・ブレイクダウン」など、従来のファンも見逃せない名曲揃いです。
AORが好きな方には言うまでもなくオススメです。また、『ドゥービー・ストリート』等で面食らってしまった前期ドゥービー・ファンの方も、是非とも本作を聴いてみてください。きっと大満足しますよ!



