サッカーのスペイン1部リーグ、ラ・リーガのハビエル・テバス会長率いるチームが、エムバペ騒動で悪化した関係修復に向け、中国訪問を検討しているという。中国スポーツメディアの直播吧が30日、スペインメディア、Vozpópuliの報道として伝えた。
ラ・リーガのレアル・マドリードに所属するフランス代表のキリアン・エムバペが中国建国の指導者である毛沢東をやゆしたとして中国で炎上した。中国飲料大手の東鵬飲料など複数の中国企業がエムバペとの協力関係を打ち切ると表明し、中国国営中央テレビ(CCTV)もラ・リーガの試合中継とエムバペが出演する広告の放映を停止すると発表するなど騒動が拡大したことを受け、エムバペ本人、レアル・マドリード、ラ・リーガが中国側に謝罪する事態となった。
Vozpópuliが複数の関係者の話として伝えたところによると、テバス氏の訪中はラ・リーガが検討している対応策の一つだという。関係者の1人は、双方の関係修復には時間を要するほか、組織レベルでのより踏み込んだ対話や調整も必要になるとの見方を示した。
ラ・リーガ内部で最も懸念されているのは、この騒動が長引くことで、最終的にリーグおよび加盟クラブが結んでいる既存のビジネス上の協力関係に悪影響が及ぶことだという。Vozpópuliは市場関係者の見方として、中国市場に関連するラ・リーガのテレビ放映権事業は2030年までに4億ユーロ(約704億円)規模に達するかそれを上回る可能性があると伝えた。
一部の関係者によると、ラ・リーガはこの問題に対する各クラブの認識と重視の度合いを高めるため意思疎通を図る予定だという。関係者の1人は、28日に謝罪声明を発表したレアル・マドリードによるより踏み込んだ声明や措置、さらにはエムバペ本人による中国訪問を含むより具体的な行動も求められるかもしれないと示唆しているという。(翻訳・編集/柳川)











