――jumpcutの技術がもたらすオープンソース・マーケティングとは
アメリカで爆発的な人気となり、日本でもブレイク中のビデオ共有サービス。その巨大市場に全く違う切り口の技術で参入したのが、オンラインビデオ編集サイトJumpcut(ジャンプカット)だ。ユーザーが作るコンテンツに広告を掲載するのではなく、広告のクリエイティブそのものをユーザーが作る日は近いのかもしれない……そんな予感をさせるサービスについて、ジャンプカットを運営するミラヴィタ・メディアCEOに話を聞いた。
ジャンプカットとは
アメリカ・サンフランシスコに拠点を置くベンチャー企業、ミラヴィタ・メディアが立ち上げたオンラインのビデオ編集サイト。タイトル挿入、効果音、フェードイン、フェードアウトなど、市販のソフト並みのビデオ編集がウェブブラウザ上で簡単に出来るFlashベースのサービス。公開された動画にはリミックス機能があり、他のユーザーがさらなる編集を加えることも可能。「ソーシャルビデオ編集サイト」とも呼んでもいいだろう。クリエイター志向のユーザーが多く、著作権違反ではないオリジナル動画が多く、健全に運営されているのも特徴。ワーナー・ブラザーズ、フォックス・アトミックなどがその技術を利用してプロモーションサイトをオープンするなど「オープンソース・マーケティング」のツールとしてすでに注目されている。2006年4月にサービス開始したばかりだが、本取材直後、米ヤフーが早々と買収して話題に。
サンフランシスコにあるオフィス(動画:約1分)
せっかくなのでJumpcutで編集しています。
タイトル文字、フェードイン、装飾など同サービスの編集機能でやってみました。
写真で詳しく見たい人はこちらのブログで
お話を伺ったのは…
マイク・フォルグナー:Mike Folgnerミラヴィタ・メディア創設者・CEO。スタンフォード大学を卒業後、OpenTVにて事業開発ディレクターとなり、双方向テレビ用のソフトウェアや動画サービスの開発を担当、同社に95億ドルにのぼる売上に貢献した。その後、スタンフォード大学ビジネススクールにてデジタルビデオ対応機器の出荷台数予測などを研究し、MBA取得。昨年夏には、メディア戦略、ゲーム戦略、動画開発等でヒューレット・パッカードにも協力した。今年4月、ミラヴィタ・メディアにてオンライン動画編集サービスJumpcutをリリースした。
・Jumpcut
インタビュー・構成・解説
織田浩一:おりた・こういち米シアトルのデジタルメディアストラテジーズ社代表。 広告・メディアビジネスコンサルタント。広告・マーケティング関連のブログ・アドイノベーターを運営するアルファブロガーでもある。今年翔泳社から出版された監修本、『テレビCM崩壊〜マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0』は、発売されるやたちまちビジネス書のベストセラーに。広告、ネットマーケティングに関する講演、執筆も多く手がけている。織田浩一インタビューはこちら。
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