「オレンジデイズ」は、2004年4月から6月に放送されたTBS系列ドラマ、脚本は北川悦吏子。「オレンジデイズ」(2004年、角川書店)がドラマ化されたもの。
主演は妻夫木聡、柴崎コウ。キャストには成宮寛貴、白石美帆、瑛太、小西真奈美、山田優、上野樹里など、そうそうたる顔ぶれの豪華キャストによるドラマだった。

内容はどこにでもいそうな普通の大学4年生・結城櫂(妻夫木聡)と、病気で4年前に聴覚を失ったことで心の扉を閉ざしてしまった女の子・萩尾沙絵(柴咲コウ)が、ひょんとしたことをきっかけに出会う。そんな2人を中心に、大学キャンパス内で繰り広げられる青春ラブストーリー。大学卒業を1年後に控えた5人が残されたキャンパスライフを有意義なものにしようと、「オレンジの会」が結成されるのだった……。

【キュン死3秒前? オレンジデイズの名シーン】


オレンジデイズではこんな胸キュンシーンがあった。友達にまんまとハメられ?て、2人きりで海に行くことになった、櫂と沙絵……。
櫂がハンドルを握る行きの車のなかで、「上海ハニー」を振付をしながら無邪気に(手話で)歌う2人。さらに、櫂が多くの人混みのビーチで不安がる沙絵に絶叫します。耳が聞こえない沙絵だが、周りのひとたちの反応からも櫂がなにを言ってるのかが分かる。恥ずかしいからと止めに入る沙絵を横目に、さらに櫂は続ける。「なんどでも言うぞ~、オレは、萩尾沙絵が好きだあぁぁぁぁぁ~!」これぞまさに「THE 青春」といった感じだ。

【汚い大人になっちゃうんだよ。
ドラマから生まれた数々の名言】


茜(白石美帆)とキスをしてしまった翔平(成宮寛貴)が「このまま昨日のことは、酔った勢い、ただの冗談にしてしちゃうと……これから俺たちはどんどん大人になっちゃうんだよ。どんどん、どんどん汚い大人になっちゃうんだよ。」と言い放つ。(最終話「君がいない」より)
また、最終話ではこんな名シーンもあった。
真帆 「ねぇ、みんな最初から強いわけじゃないんだと思うの。あなたが喋るの怖いように。」 
沙絵 「(ピクッ。)……。」
真帆 「ごめん、許して…。
しゃべるの怖いように、櫂くんだって怖いのよ。みんなそうやって、弱いとこもあるのよ。それ、わかってあげて。」 
 
子どもからおとなへの狭間で揺れ動くオレンジの会メンバー達。これ以外にも数々の名言が生み出された。

あれから10年の時が経て、いまの現役大学生に「オレンジデイズ」ライフに憧れるかどうかをたずねてみると、やはり憧れるとのこと。「オレンジデイズ」を見ていれば、もしかすると、食堂横のコミュニティースペースにオレンジの会のノートが置いてあるのを発見する日も近いかも!?
「オレンジデイズ 第3巻(第5話 第6話) 」