現在ソフトバンクホークスに所属し、再起をかける松坂大輔。現在では見る影もないが、昔の松坂は本当に凄かった。
1999年には、高卒1年目ながら最多勝を獲得するほどの活躍を見せている。
そして2年目の2000年、野球の方では2年連続となる最多勝を獲得するなど順調だったが、私生活の方では大きなスキャンダルを起こしていた。

松坂大輔に恋愛スキャンダル


2000年9月、週刊誌上で松坂の恋愛スキャンダルが報じられた。お相手は当時日本テレビアナウンサーだった柴田倫世。当時は「スポーツうるぐす」のキャスターをしていたこともあって、松坂と知り合ったらしい。

しかしお互い不倫をしていたわけでもなく、熱愛だけなら何の問題もない。実際、柴田自身も熱愛スクープの直後、自身が出演する番組で交際宣言をしたりと幸せオーラ全開であった。


無免許状態で運転していた松坂大輔


しかし問題があったのだ。交際をスクープした記事には、柴田マンションに行くために路上に止めた松坂の車が駐車違反のため、レッカー移動されている様子も掲載されている。
本来ならば普通の駐車違反で済む話。しかし実は松坂は、この1カ月ほど前に法定速度を50km/h以上もオーバーするスピード違反を犯して免停状態になっていたのだ! つまり松坂は無免許状態で運転していたことになる。

さらに問題だったのが、明るみになることを恐れた西武球団が広報課長の黒岩氏を替え玉出頭させていたこと。
結局この件は明るみにあり、松坂は道路交通法違反(無免許運転、駐車違反)で書類送検、罰金の有罪判決になる事態に。
その上当時の松坂は、交通安全キャンペーンのイメージキャラクターに起用されていたこともあり、この件は世間から激しい批判を浴びた。まるで「覚せい剤うたずにホームラン打とう」というポスターに載ったのに、覚せい剤で逮捕された元西武の選手のよう。

この影響で当初、幸せオーラ全開だった柴田もダンマリ状態に。しかし、両者の交際はその後も続き、2004年に結婚。現在柴田はボストンにいるため、松坂は"単身赴任"状態になっているそうだが、特に目立った危機もなく、順調な結婚生活を送っている。
もしかすると、この交通違反もみ消し騒動が逆に絆を深めるきっかけになったのだろうか……?

松坂大輔―世界のエースが歩んだ道