芸人ファンの間では長年、ダウンタウンととんねるずが共演NG、爆笑問題とダウンタウンが共演NGだという噂がまことしやかに囁かれている。だからこそ、『笑っていいとも!グランドフィナーレ』での彼らの共演は伝説となったのだ。


明石家さんまも心配した共演


しかしダウンタウンととんねるずの共演NGについては、両コンビともこの噂を何度か否定している。彼らいわく、「本当に仲が悪いとかはなく、ただ周囲の人間が気を使って共演させないだけ」とのこと。
しかし、どうやら爆笑問題とダウンタウンの共演NGの噂は本当らしく、明石家さんまがいいともフィナーレ後、自身のラジオ番組でこう振り返っている。
「爆笑問題が出てきたときに『おい、これ、ダウンタウンと大丈夫か?』と思って、何か言うたら出て行ってあげなアカンとずっと構えてた」

あのさんまをしても「大丈夫か?」と思ってしまうほどだった爆笑問題とダウンタウンの共演。一体なぜここまで悪い関係になってしまったのだろうか。

松本人志と太田光 険悪になった理由


話は1994年にさかのぼる。当時『ホットドッグ・プレス』という雑誌で爆笑問題はコラムを連載していた。その中でダウンタウンの松本を「この間もダウンタウンの松本が全身アディダスで固めて雑誌に出てた。
アディダスの広告塔みたいなの。あの無神経さは信じられない!」と太田が批判する。
当時の週刊誌によると、これに対して松本が大激怒し、楽屋に爆笑問題の二人を呼び出し。「お前に問題を出す。今すぐ答えてみい。今すぐ芸能界を去る。
パイプ椅子で殴られる。この場で土下座する」の三択を提示し、詰め寄ったという。これに対して爆笑の二人が土下座をしてなんとかその場は収まったのだとか。

松本人志と太田光 いいともでやり取りは


さて、『笑っていいとも!グランドフィナーレ』に話を戻す。この時の共演の裏話を複数の芸人が明かしている。千原ジュニアは「CM中に松本さんが太田さんに『ありがとな』と声をかけたんですよ。
初めてですよ、そんなん見たの。松本さんと太田さんは“それ以来”の会話(笑)」と話す。“それ以来”というのは、上記で挙げた一件のことを示しているとも考えられる。

そして松村邦洋は「その太田さんがCMの間で、松本さんに『いろいろどうもすみません』って言った後にね、 松本さんが『おぉ、おーおーおーおー』って言って太田さんの肩の胸の辺りをポンポンと 叩いたんですね。なんかいい雰囲気だなーと」と語った。
これらの会話を聞くと、昔に一悶着があった両者であるが、長い時間を経て雪解けしたと見るのが自然ではないだろうか。
ぜひもう一度、両者の共演を見たいものだ。
※イメージ画像はamazonより松本人志の怒り 赤版