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まさかの続刊──『愛國戰隊大日本』の系譜を継ぐ全方位への煽り『テコンダー朴』

2017年2月4日 16時00分 (2017年2月6日 19時20分 更新)

 まさかの第2巻が発売になった『テコンダー朴』(青林堂)。最初の掲載誌だった「スレッド」(晋遊舎)が、たった3号で潰れたために、伝説のトンデモマンガとなっていたこの作品。それが、2015年には描き下ろしも含めた単行本として刊行されたことで話題を集めました。

 そして、同年には青林堂の隔月刊誌「ジャパニズム」でも連載が始まり、いろんな意味で話題を集めるようになったという具合です。

 さて、出版元の青林堂といえば、反対者からは「ヘイトスピーチ」を振りまく悪の総本山みたいに見られている出版社。何かと反対者が「待ってました」とばかりに拳を振り上げる作品を次々と出版しております。

 何よりも、出版→サイン会→抗議→中止と、宣伝費をかけなくても反対者が勝手に宣伝してくれるという手法を編み出したあたり、思想の左右を問わずに見習わなければなりません。

 そんな出版社から刊行された『テコンダー朴』でありますが、この本のスゴさは「行動する保守」と呼ばれる人々からも「反ヘイト」を主張する人からも、どこか一線を引かれていところであります。

 その理由は明らかで、原作者である白正男氏と作画担当の山戸大輔氏のシンクロによって、神がかった全方向を煽るスタイルを生み出しているからです。

 一見、韓国や北朝鮮を褒め殺しにするマンガかと思いきや、実はそんなことではないのが、この作品の特徴でしょう。なにせ、今回は主人公に立ちはだかる強大な敵として「在日特権を糾弾する市民の会」とそのボスで「ヘイトモンスター」と呼ばれる桜木誠人とか、なんだかどこかで見たようなキャラクターが登場します。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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