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21世紀を生き抜く、お化け階段

(上)左にチラリと見えるのがお化け、じゃなくて工事中のほろ。(下)この表示から「お化け階段」が正式名称であることがわかる。

暑くなると気になってくるのが怪談や恐怖スポット。というわけでうだるような熱暑の中、心の涼を求めて、根津神社近くの「お化け階段」に行ってみた。

上から降りてくるときは39段なのに、下から登るときは40段になっているという、なんとも不思議なこの階段。路地の奥の角を曲がったところにふいに現れ、あたりには人気もなく、心なしか空気も少しひんやりしてて、さぞかし静まりかえって……と思いきや、なんとすぐ隣りではマンションの工事中! 「カンカン」「ゴーッ」と、出るはずの幽霊もくじけそうな騒音が鳴り響いていたのだった。

ああ、こうしてまた東京から風情のある景色が消えちゃうのかーと、肩を落としかけたそのとき、見つけたのが「おばけ階段をご利用の皆様へ」なる表示(写真参照)。

マンション施工会社によるこの表示によると、マンション建設にあたり、お化け階段の横に擁壁を作る工事をすることになっていて、それを文京区と協議しながら進めているから、元の状態になるまでもうちょっとだけガマンしてくれ、ということらしい。

「おばけ階段をご利用の皆様へ」という改まった物言いにはちょっとびっくりしたが、こうして地図にもないような小さな名所を守る努力がなされているのは、なんともうれしいもの。大谷石の擁壁はちょっとゴージャスすぎるので、できれば特殊加工で古びた感じに……などと願いはつきないが、とにかくお化け階段には、いつまでもいつまでも恐い場所であってほしいものだ。
(矢部智子/アンテナ)

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2004年7月24日 00時00分

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