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泡が「泡」と自己主張するマグカップ

1個、1890円。この大きさも、文字を生かすベストなサイズなんだとか。

やれ忘年会だクリスマスだと、宴会シーズンたけなわのこの季節。そんな場の盛りあがりに背を向けて、ビールの入ったカップをのぞきこんでニヤリ……としてしまいそうなカップがある。

「文字の浮き出るビアカップ」は、その名のとおり、ビールを入れるとその泡が文字になるというカップ。さっそく試してみた。「よりきれいに泡文字が出る」というアドバイスに従って、ビールと一緒にあらかじめ冷やしていたカップに、ビールを4分の1ほど注ぐ。この時点では、ごくふつうのビール。ところが3分、4分、5分と時間が経つうちに……たしかに出てきました「泡」の字! 明らかに、しっかりと、白い泡が「泡」と主張していたのだった。

よくカフェなんかで、泡で絵を描いたカフェラテやカプチーノを見ることはあるけれど、ビールの泡が字や絵になってるのは初めて。どうしてこんな商品が生まれたのだろう? カップを販売している滋賀県信楽町の陶光菴、古谷さんに聞いてみた。

「窯元の者が、ふと『文字が浮かぶのはどうか』ってアイデアを思いついて。発想はシンプルなものなんですよ。でもなかなか字がうまく出てこなくて、そこからは改良に改良を重ねて作りました」

現在、特許出願中なので詳しいことはヒミツだが、要するに、カップの底に上薬がかかっていない部分があり、そこに泡文字ができるのだとか。画数の少ない文字なら応用がきくので、「泡」のほか「寿」「祝」「宝」「愛」「父」「金」などバリエーションも豊富だ。

もともと陶光菴さんは、信楽焼専門の陶器のお店。「信楽焼を、もっといろんな人に楽しんでもらいたい」という思いから、こうしたアイデア商品も販売されているのだそう。

このカップはネットでの通信販売のほか、東急ハンズでも販売中。ネットでの注文なら、別途料金で文字のオーダーメイドも可能だ。自分だけのマイ文字泡が浮かんだビール、なおさらおいしそうです。(矢部智子)

2004年12月19日 00時00分

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