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「女板前1ヶ50円」を掲げるナゾの寿司屋

看板の文句が多すぎて、結局、肝心の店名はわかりませんでした

「すしにぎり食べ放だい1人600円」「旬のにぎり1人前350円」…こんなビックリの看板を掲げる寿司屋が浅草にある。驚きなのは値段ばかりではない。さらに大きな看板には「女板前(赤字で)1ヶ50円より」、その横には小さく「かわいい!」の文字も添えられているのだ。

いったいどんなだろう。なんだか淫靡で、ちょっとワクワク。きっと店内では、めくるめく世界が広がっているはずだ…などと、勝手な妄想をふくらませ、コッソリ人目を忍んで入店した。

店内にはくの字型のカウンターがあり、そのまわりにイスが置かれただけの、ガランとしたラーメン屋みたいな雰囲気。しかも…あれえ? カウンターにいるのは、おじさん板前一人だけ。こう見えて、実は女性だったりするのか。どちらかというと、もう1人の注文をとる男性のほうが、なんとか見ればそう見えなくもないけど…とか、頭の中、大パニックになりつつ、怒られるのを覚悟で、「今日は女性の板前さんは? 時間交替なんですか?」と聞いてみた。すると、
「ああ…本当は女の板前さんが欲しいので、いま募集中です。ここはチェーンなんですが、今は別の店のほうで研修中なんですよ」と言う。

なんでも浅草近辺に3店舗あるそうで、「女板前を置きたい」という希望で始めたのだとか。だったら、「女板前(募集中)」とかのコピーにしたほうがいいような気が…。さらに、「食べ放だい」を注文すると「今はボラがないから、やってません。サバ、ボラ、季節の魚の3種のみ食べ放題で、ボラがあるときしかやってないので、けっこう時期が限られるんです」とのこと。え〜〜〜〜! しかも、3種だけ食べ放題といわれてもなぁ。

結局、食べたのは7個500円のにぎり。1皿100円の回転寿司よりは高めだが、ちゃんと職人さんが握ってくれるのだから、確かに激安ではある。味は驚くほど美味しくもなければ、驚くほど不味くもないが、いろいろミステリアスな雰囲気は格別だ。

これからさらに「女板前、ほんとはほしいが見つからない 1ヶ50円」とか「女板前 ずっと探してもう半年 1ヶ50円」とか、続編をポエム看板にしていってくれないだろうか。そしたら、ずっと見守っていきたいのだが。(田幸和歌子)

2004年12月21日 00時00分

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