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日本で唯一の畳の美術館

五浦海岸にある六角堂(明治時代の美術指導者であり思想家であった岡倉天心が瞑想の場とした)を模したもの。昭和57年度二年訓練生(11期生)12名合作。画像提供:畳工芸美術館

茨城県の高萩市には日本で唯一の畳の工芸品を収集した畳工芸美術館がある。

畳職人を養成する茨城県畳高等職業訓練校に併設されているもので、高い技術を裏付ける、ここでしか見られない畳もたくさん展示されているのだ。1000点以上の展示品は壁かけやイグサのコースターなどの小さなものから、ついたてや三面鏡、仏堂などの大作までバラエティーに富んでいる。そして驚くことにここの展示品はみな、卒業生たちの作品なのである。

茨城県畳高等職業訓練校は日本伝統の美である畳の良さを永く後世に残していこうと畳技術の後継者育成のために昭和46年に開校。訓練校は全日・全寮制で指導員の先生がほぼマンツーマンに近い形で生徒を指導している。現在の畳は機械づくりのものが主流だがここでは昔ながらの手縫いの技術を教える。指導の先生はいずれも日本を代表する畳職人で、美術館の館長も勤める市川さんは、京都・竜安寺や昭和天皇崩御時のご遺体安置の畳も手がけている。

生徒達は2年間の訓練の中で円、六角、亀甲と、様々な変形の畳もすべて縫えるまでになるのだとか。しかし、かつては30名ほどいた訓練生もここ最近は少なくなり4月の新入生は5人とか。生徒さんはほとんどが畳屋さんの2代目、3代目といった跡取りが圧倒的に多いそうで高校卒業と同時に入学というケースがほとんど。でも、畳の技術を学びたい! という意欲があれば30才近くでも入学することは可能だそうだ。

畳工芸美術館は年末年始、お盆休み以外は日曜日も見学可能。また、入学に関しての面接は随時行なっているとのことなので興味のある方は足を運んでみてはいかがだろう。癒しや和風がブームといわれているけれど、これも伝統的な日本の技術があってのこと。生徒のみなさんには是非がんばっていただきたいものです。(こや)

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2005年3月16日 00時00分

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