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ホッチキスのヒミツとはじめて物語

(C)マックス株式会社【上】堀井謄写堂<コスモス 印>【中】ヤマコースマート(現在のHD-3の原型)【下】SYC・10

つい先日、部屋の片付けをしていて、子どもの頃に使っていたホッチキスの針が出てきた。箱には、マックスNO.10とある。現在、売っているマックスのホッチキス針とは、全く異なるデザインの箱。中を見てみると、おおっ! サビもでていない。さっそく今あるホッチキスに入れてみるとちゃんと使えた。針はどうやら今も昔もサイズが変わってないようだ。
これは何かあるのかも、とさっそくホッチキスを製造しているマックス株式会社に問い合せてみた。

ホッチキスは19世紀にアメリカで発明されたものだが、マックスがホッチキスの製造を開始したのは戦後の昭和21年のこと。その当時、ホッチキスは事業所用の卓上型だった。今最もよく使われている10号タイプのホッチキスは昭和27年にマックスが開発したものが普及した、ということだ。

広報の高森さんにお話を伺うと、マックスの初代10号ホッチキスは、現存しており、今売っている針もちゃんと使えるが、ホッチキスの針のサイズが、何故今の大きさになったのかは、資料が残っていないこともあって確かなことは不明なのだそうだが、現在のJIS規格が定められる前からすでに全国で流通していたので、それがそのまま規格になったそうだ。

マックスのホームページを見てみると、ホッチキスの原理をはじめ、様々な情報がのっていた。
ホッチキスは、機関銃の発明者であるベンジャミン・B・ホッチキス(1825-1885)がマシンガンの弾送り機構にヒントを得て発明したと言われているが実はこれは諸説あって定かでなない。
その他にも、ホッチキス針のヒミツを発見。ホッチキスの針には曲げやすく、かつ、紙に貫通しやすいという2つの相反する性格を持たせるために、針の断面の縦と横の寸法を変えているのだそうだ。この比率は、針の大きさによって異なるそうで、普及版の10号タイプでは3対5になっている。一見同じように見えていたものが、ここまで計算されていたものだったとは驚きだ。

また、ホッチキスにはお国柄があって、日本では手に持って使うハンディタイプが主力だが、アメリカではハンドルを叩いて使う卓上タイプが主流で呼び名も「ステープラー」。イタリアでは「クチトリッチ」と呼び、ペンチのようなプライヤータイプが一般的に使われているのだそうだ。
あと意外だったのが、古紙再生時にホッチキスの針が邪魔にはならないということ。古紙の製造工程で、紙より比重の重い針は除去され、リサイクルの際にホッチキスの針を一つ一つ外さなくてもよいそうなのだ。

それにしても、子どもの頃に買ったものを、今でも何ら問題なく使えるというのはすごいなぁと、つくづく思うのであります。(こや)

2005年8月7日 00時00分

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