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ニューヨークで地下鉄のアイドルは結構大変

以前紹介した地下鉄のアイドル、ニューヨーク都市交通局(MTA)主宰による『ミュージック・アンダー・ニューヨーク・プログラム(MUNY)』のメンバーに、日本人ミュージシャンがいると聞いて、早速探しに行きました。あまり快適とは言えない地下鉄中をめぐりめぐって、あきらめかけた頃、どこからともなく聞こえるパワフルでエモーションルなジャズミュージック。みつけました! サックス奏者、Yazこと高木靖之さん率いるYaz Band。

2002年からMUNYのメンバーとして活動を続けるYaz Bandは、週2回の地下鉄構内での演奏のほかに、MUNY主催のイベントや韓国でのツアー、リンカーンセンターでの野外音楽祭にも出演する程の実力者。今年5月に行われたオーディションの審査員も務められたのだそうだ。MUNYのオーディションて、なんだか難しそうですね、とお聞きしたら、「まあ、それなりに」とのこと。

「はじめにテープ審査があって、毎年1月から4月中ごろまでニューヨーク・メトロポリタン交通局(MTA)で受付けてます。その後5月のグランドセントラル駅で行われる、ライブオーディションに出られる数十組が選ばれます。審査員には、実際のミュージシャンから、MTA 関係者、プロの音楽業界のかたもいると聞いています。一般の方も見ることができますよ」

やっぱりエンターテイメントの本場、ニューヨークのパフォーマー達はレベルが高いのでしょうね。
「そうですね。音楽性だけでなく、ラッシュアワーで歩いている人の足を止めるには、人をひきつける何かが必要です。オーディションに来ていた、黒人のおじさん5人組みのドゥーワップグループは、歌はもちろん、振りつきで見ていても楽しかった。それから、黒人女性のクラシックシンガー。サマータイムをソロで歌って、大喝采でした。でも中には、なぜか、中国人のおじいさんが太極拳をやっていました。一応マーシャルアーツということで紹介されてましたが、ちょっと場違いでした」
時々若い男の子達が、ラップ音楽に合わせてダンスを踊ってたりしますが、太極拳とは。マーシャルアーツ。逆に時代を先取りし過ぎたのかもしれない。

「あと、MUNYのメンバーではないのですが、よぼよぼのおじいちゃんがキーボード弾いて、その前に音楽に反応して動く人形をいくつも並べている人がいます。 おかしいのは、ときどきその人形の配置をかえる役目の人がいること。タイムズスクウェアー駅でよく見かけますよ」それは是非見てみたい。

何の設備もなく、多くの人が行き交う地下鉄構内で演奏するのは、やはり大変だそうで、アンプが充電されてなくて音がならなかったりとか、酔っ払いに絡まれたりとか、テロ警戒中の警察官に演奏を止められたり・・・。ほんとにつらかったことは結構あるのだそうです。しかしその一方、盛り上がったらすごいのだそう。あれを味わったら、もうやめられない。自分を鍛える意味でも、地下鉄での演奏を続けたいとおっしゃてました。

あと自分のトホホ体験として、「125丁目、ハーレムのど真ん中の駅でやった時、興奮したおじさんにキスされたのにはびっくりしました」お気の毒です。
何気に見ていた地下鉄ミュージシャンですが、アイドルでいることってやっぱり大変なのね、と思いましたです。(チン・ペーペー)

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2005年8月11日 00時00分

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