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占いと神社と商店街と

お祈りをする人の横にも占い屋。そして占い屋の軒先には猫。石切は愛想のいい猫が多い町です。

私は商店街が好きだ。それに占いも結構好きだ。
そんな商店街と占い、両方を一緒に楽しめる場所があると聞いて、訪れてみた。

場所は大阪府は東大阪市、その名も「石切参道商店街」。
ここは「デンボ(腫れ物)の神様」として有名な、石切剣箭神社のお膝元にある商店街なのだ。
場所は近鉄奈良線の石切駅下りてすぐ。商店街の道幅は狭く、左右に漢方や乾物、和菓子店が並ぶ。

平日の昼前に訪れたというのに、すでに多くの人で賑わっていた。そんな繁盛している商店街なのだが、歩いてみて驚かされた。
八百屋の隣に占い屋。民家かと思ったら占い屋。乾物屋の隅にも占い屋。とにかく占い屋の数が半端でない。
端から端まで歩いて数えてみたところ、その数30件以上。ゆっくり歩いて20分少々で踏破できる商店街の中にこれだけの占い屋が密集している。
いくつかの占い屋が集合している建物もあるので、実質はもっと多いのかも知れない。
露店状態で経営するひっそりとしたお店もあれば、派手な看板をかかげた占い屋もあり、まさにここは「占い商店街」なのだ。
商店街の方に話を聞いてみると商店街自体は大正時代からあるがここ数十年、理由は分からないが占い屋の数が増え、結果名物になったのだとか。

せっかくなので占いをしてもらうことにした。比較的空いているところに入り、占い開始。ミステリアスなムードはなく、知り合いのオバサンに悩みを相談しているようなノリだ。料金も千円くらいで安い。
占い師に何故こんなに占い屋が多いのかと伺ってみると、「神さんにはお願いをお祈りして、占い師には悩みを相談するんや」とのこと。それに「一つの場所で二つの用事をこなせるので、手間もかからない」とズバリ。

占い終わり、占い師に「石切さんに寄ってお参りとおみくじして行き。いいの当たるで」と言われたので、足を伸ばしてみた。
“占いと参拝”というのがこの商店街の正しい歩き方らしい。
「石切さん」と呼ばれ、親しまれるここ石切神社ではお百度参りが名物。実際、数十人の人が列をなし早足でお百度をこなしていた。
お百度参りというと「ひっそり」としたイメージがあったが、みんなでぐるぐると歩く姿は明るく賑やかで、楽しそう。

お参りの後、おみくじを引いてみた。結果は吉。占い師のおかげかどうかは分からない。
石切参道商店街は、賑々しい占い屋としっとりとした宗教が同時に息づく何とも大阪らしい商店街だった。
(のなかなおみ)

2005年11月23日 00時00分

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