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単行本と文庫本 冊数が異なるものがあるワケは?

『ダ・ヴィンチ・コード』の単行本は上下巻の2冊なのに文庫本は上中下巻の3冊となっている

5月に映画公開されることもあって『ダ・ヴィンチ・コード』の文庫版が今すごい勢いで売れているという。
上巻は発売13日目にすでに100万部を突破という異例のスピードだ。

ところで、『ダ・ヴィンチ・コード』の文庫版が発売された時に気づかれた方も多いと思うが、単行本は上下巻の2冊なのに文庫本は上中下の3冊である。
『ダ・ヴィンチ・コード』に限らず最近こういった本を見かけるような気がする。なぜ同じ作品でも単行本と文庫本とでは冊数が違うのだろう。
さっそく出版社の方にお話をうかがってみた。

「昔は単行本が上下2巻だったものを文庫本で1冊に合本するということもありましたが、現在では一般的に文庫本は売上面や流通上のことを考えて単行本よりも冊数が増える傾向にあります。文庫本は薄い方が手にとりやすく読みやすいですし、軽い方が持ち運びしやすいので小さくした方が好まれるんです。あと、人気の作品の場合は上下2冊よりも上中下と3冊並べる方が目立つので売上げが伸びるという効果もあります」

売る側と読む側の利害が一致してのこととは知らなかった。確かに本は持ち歩いて読む場合は重くて厚いものより薄くて軽い方がいい。もともと文庫本は普及を目的に、携帯して読むのに便利な廉価本として作られたものなので最もな理由だ。
ちなみに、本は原作が1巻ものでも版権をもっている出版社で上下、上中下と自由に分けて出版することができるのだそうだ。

あと日頃気になっているのが上下、上中下と作品が数冊に分かれる場合の作品の売上数だ。
日本語版出版元の角川書店から3月29日に発表された『ダ・ヴィンチ・コード』の文庫版の売上は上巻は105万部を突破、中下巻は各84万部に達しているというものだった。角川書店の書籍事業部にもお話をうかがってみた。

「そうですね、上下、上中下と分かれているものに関してはまとめて買われる方ももちろんいますが、1冊づつ買われる方もいます。ほぼすべての作品で上巻が一番売れます。数字で見る限り、最後まで読まずにいるという方もいるということですね。あと、中下巻の売上は同数なので中巻まで進んだ方は最後まで読まれるということでしょうか。『ダ・ヴィンチ・コード』の場合はまだ出たばかりなので、これから中下巻の売上数は伸びていくと思いますよ」

上巻、中巻、下巻の売上数で読書を断念した数がわかるというのも面白い。とりあえず上巻だけ買っといて面白ければ続きを買う、というのも合理的でいいのかも。ちなみに私はまとめ買い派。上巻だけの片割れ(?)の本はちょっぴり可愛そうな気もするし、最後まで読まないのはどうにも気持ちが悪い。一度は途中で挫折しても何年か経ってから一気に読んで「これ面白い」と気がつくこともたまにある。本の読み方は人それぞれということのようです。(こや)

2006年4月6日 00時00分

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