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アメリカはいつから「夏」になるのか

アメリカの夏は5月最終月曜日の「メモリアルデイ」から

夏も近づく八十八夜。ということで、暦の上ではすでに立夏。そろそろ衣替えしなきゃねーって、考える人は多いのではないだろうか。たとえハイテクIT立国になろうと、日本ではなにかと暦が季節の変わり目を教えてくれている。

では暦なんて無いアメリカではどうか。国土が広大すぎて地域によって大きく気候が違うどころか、国内に時差まであるし、ましてやいろんな地域から人が集まってるから、同じお天気でも、ダウンジャケットを着たおばさんもいれば、ランニングシャツでうろうろするお兄ちゃんもいて、気温で線引きもできない。みんなてんで勝手に季節を感じているようだ。

しかしこの曖昧さは、さすがにアメリカ人でも気持ち悪いらしく、この辺で夏にしちゃっていいかな? という基準はあるそうだ。
ではいつから夏にするんですかと言うと、それは5月最終月曜日の「メモリアルデイ」。それは南北戦争戦没者を追悼する祝日だ。アメリカ全土だいたいこの日から「夏っ」ということにしているらしい。

で、夏になったらどうするのかと言うと、まず庭先やビーチや公園でバーベキューを始める。もちろんこの日の前から始めてもいいんだが、ご近所や周りの人から「クスッ。待ちきれなかったのね」なんて思われてしまうらしい。それはちょっと恥ずかしい。
そして屋外プールのオープンとか、屋内テニスコートの屋根を取り払うのもこの日あたりにする。プールサイドでは、ひたすら甲羅干しをする水着の美女が現れるのもこの時期からだ。

女性の装いにも影響がある。白いドレスや靴が解禁になり、トウのあいたサンダルも許されるのだそうだ。今じゃちょっとそれはコンサバ過ぎるかもしれないけど、おハイソな世界ではそのようになっている。
雑誌「ニューヨーク」の小さなコラムでは、「この日、ホテルやリゾート地は、バケーション料金を請求します、と宣言する」とあって、笑えた。
まあとにかく「メモリアルデイ」は、アメリカ全国津々浦々いっせいに夏へと突入する、夏の始まりの基準日なのだ。

さて、始まりがあれば当然終わりもあるが、夏の終わりの日はいつか。それは9月第一月曜日の「レイバーデイ」。この日あたりから子供たちも新学期が始まり、遊んでいられなくなる。プールも閉められ、ビーチには人影がなくなっていく。
もちろん女性の夏の白い靴もこの日を境に、はいちゃ駄目。キャスリーン・ターナー主演の映画『シリアル・ママ』では、怒れるコンサバ・ママが、9月半ばを過ぎても白い靴をはいている女性を襲っちゃっていた。
ま、一応の基準として考えていただければ、よろしいのではないでしょうか。
(チン・ペーペー)
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2006年5月31日 00時00分

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