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能登半島地震被災地でも活躍! 「ラップポン」

写真は、実際に設置された「ラップポン」。室内設置でにおいナシと、心強い味方です。

3月27日に発生した「能登半島地震」の被災地で活躍しているという「ラップポン」、知ってますか?

これは、排尿・排便をワンプッシュで個包装に「ラップ」して「ポン」と捨てるトイレのこと。
電源があればどこにでも設置でき、水を一切必要としない。そのため、「災害地で活躍できるのでは?」ということから、日本セイフティー株式会社が能登半島地震のニュースを見て、この「ラップポン」50台と、専用の消耗品500セット(約25000回分)総額約1000万円分を無償で提供したのだという。

セールスマーケティングマネージャーの佐久間さんによると、この商品の発売開始は一昨年で、開発が始まったのは約4年前。
「これまでも工事現場など、水洗の簡易トイレが設置できない場所用として、ソーセージ状に汚物がラップされるトイレがあったのですが、これを改良し、ポータブルトイレのにおいや処理に困っている介護の現場、被災地などで役に立つのでは? と思ったんですよ」

とはいえ、被災地には年配の人も多いだけに、この物珍しいトイレに、抵抗はなかったのだろうか。
「やはり機械ものということで、最初は敬遠されていらっしゃる方も多かったですね。でも、現地に常駐しているスタッフが避難所のお年寄りの皆さんに説明し、トイレ使用時に介助するなどして、少しずつ浸透していきました」
特に、足腰の弱っているお年寄りにとっては、外の仮設トイレは遠く、また和式で不便だったため、この「においナシ」「室内で使える」トイレは評判になった。

また、ある避難所では、夜間ラップポン使用者の行列ができてしまい、追加設置をしたり、当初は「不要」といっていた施設からも、評判を聞いて追加依頼があったのだという。

ところで、提供した「25000回分」。これは、どのくらいの目安なのですか。
「災害がおきた段階で、最初の1週間が、最も混乱の大きい時期だと聞きます。そこで、1週間分を目安に持ち込みました。お年寄りが約30名いる避難所で、1日90回程度使用されていましたので、一人あたり1日3回程度、1台につき10セット(500回)分で、1台で5.5日程度でしょうか」(同)
能登半島地震の最初の混乱を支えていたのが、この「ラップポン」だったというわけだ。

ちなみに、このシステム、山などでもいま注目されており、7月1日の山開きから8月31日の間、富士山でも5合目と7合目に仮設が決定しているそうだ。
登山のトイレは大きな問題となっているだけに、そのうちいろんな山で「排泄物も自分でお持ち帰り」時代が来るのかも!?
(田幸和歌子)

2007年4月16日 00時00分

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