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オタク以外の人にも役立ちそうな『オタめしクッキング』

オタクのオタクによるオタクのための料理本『オタめしクッキング』(綾川ゆんまお/グラフ社)

8月に発売された、『オタめしクッキング コンビニ食材で簡単にできる!』(グラフ社)という料理本をご存知だろうか。サブタイトルが「オタクのオタクによるオタクのための料理本」となっており、「オタクの食生活革命」をスローガンにした記事が満載! なのです。著者の綾川ゆんまおさんは、国内外で活躍する有名コスプレイヤー。本書の企画は腐女子である彼女が、コミケに出品する本を間に合わせるため4日間ろくに食べずに完轍をした結果、Dカップだった豊満バストがBカップにまで落ちてしまった悲劇(?)にはじまるという。

ということで、前半ではオタク活動からくるオタボリック症候群(!)対策のための、コンビニの食材を使ったレシピをあれこれ紹介。ちなみに、オタボリック症候群とは「オタク活動またはオタク生活による習慣や偏食、運動不足等の影響で引き起こされる体質・体型・性格などの変化のことを指す」造語だそう。
「イベント直前!体力をつけるレシピ」「原稿修羅場の友レシピ」「オフ会のおつまみレシピ」などなど……。オタクに的を絞ってはいるものの、手間をかけずになるべく野菜が摂れるよう気を使ったレシピがいっぱいで、オタクに限らずひとり暮しの人にもイケそうな内容だな〜と思いましたよ。と言いつつ、料理写真のそばでフェアリーが「フィギュアを愛でながら食べると美味しさ倍増だぴょん!」と呟いていたりと、随所に萌え要素が組み込まれてはいるのですが。

さらに、後半では『再現!アニめし』と題してアニメに出てくるゴハンのレシピを紹介。実は私、ここで紹介されているアニメが『涼宮ハルヒの憂鬱』以外まったくわからなかったのだが、魚肉ソーセージなどの格安材料を使った「焼そば喫茶どんぐりの焼そば」は材料の切り方まで忠実に再現。「敢えてグダグダな感じで切る」等の指示も細かい! このほか、秋葉原のメイドカフェ『ぴなふぉあ』のメイドさんが先生として登場する「ケチャップおえかき教室」などのコーナーもあり。

しかし、なんといっても圧巻は最終章の「キャラ弁」コーナー。元祖「虐待弁当」の巨匠である霞んさんと、キャラ弁トップアーティストのnicoさんが「ハルヒ弁当」や「ケロロ軍曹弁当」など、ほとんどアートの領域!! と驚いてしまう芸術的キャラ弁を披露。また、「禁断の青の作り方」や食材の接着方法など、門外不出の裏技タネあかしまでしてくれる。

個人的に印象的だったのは、『CLANNAD』というアニメのヒロインをキャラ弁化した「渚弁当」。このキャラクターは「アホ毛」がチャームポイントらしいのだが、髪の毛が焼そばで、お弁当箱からはみだすアホ毛がなんと「かんぴょう」で表現してある。横には「坂を見上げる渚の表情がここにっ! アホ毛もゆんゆんな感じです」というコメントが……。ここまで芸術的な弁当はムリとしても、『ケロロ軍曹』や『超速戦士G-FIVE』などのお弁当は幼稚園ママたちなんかには意外に実用性もあるのでは!?

ということで、門外漢にはひたすら驚くほかなかったこの『オタめしクッキング』。オタクの皆さんだけに独占させておくのはもったいないアイデアとレシピが詰まった貴重な一冊なので、書店で見かけたらあなたもぜひオタめしになってはいかがでしょうか。
(花丸ハンバーグ)

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2007年10月9日 00時00分

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