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「CM」から世界が見えてくる!

2007年カンヌ国際広告祭でグランプリを受賞したユニリーバの「ダヴ・リアルビューティ・キャンペーン」のCM。「本当の美しさってなんだろう?」と考えてしまいます

海外旅行へ行ったときなどに、いちばん「あぁ、今外国にいるんだなぁ……」としみじみと実感するのが私の場合、夜にホテルの部屋でくつろぎながらTVを見ているとき。中でも、その国ならではの日用品や食品などのCMを見ているときにいちばん「外国」を感じることが多いかも。旬のタレントや、大衆の好み、流行といったものがたった数秒間のCMにはギュッと凝縮されているわけで、その国を肌で感じることができる絶好のメディアといえるかもしれない。
と言いつつ、そうそう海外へいく機会があるわけでもないので自国以外のCMを見ることなんて日頃は皆無に等しいですよね。

今年で9年目を迎えるというパリ生まれのイベント『世界のCMフェスティバル』は、そんな世界のCMをオールナイトで楽しんじゃおう! という画期的な試み。すでに毎年恒例となった感があり、自分の周囲でも楽しみにしている人が増えてきた。
2007年はなんと福岡、大阪、東京など全国21都市を巡回するそうで(すでに終了した地域もあり)、ひと晩に流れるCMの総数はなんと500本! ただ漫然とCMを観賞するだけでなく、スポンサーからの無料ドリンクサービスあり、ゲストのパフォーマンスありとまさにお祭り気分で盛り上がれるイベントなのです。

個人的に興味深かったのは2007年カンヌ国際広告祭でグランプリを受賞したというユニリーバの「ダヴ・リアルビューティ・キャンペーン」のCM(『世界のCMフェスティバル』webサイトの「ギャラリー」で見ることができます!)。
これは、ごく普通の女性がプロのヘアメイク&コンピュータの画像加工技術などで広告等に登場する「完璧につくりあげられた、スーパーモデル的美女」へ変貌していく様子を速回しで見せていくことで、女性たちへ「私たちの美意識は歪んでいる。本当の美しさを見つけよう」というメッセージを発信しているもの。通常の女性向け広告といえば、「もっと、痩せて美しくならなければ」「いつまでも、若々しくいなければ」というものが主流なのに、そんな中で「自然のままの美しさを見つけよう」というユニリーバのメッセージはとても新鮮ですよね。

もちろん、こういう「考えさせられる系」もあれば、単純に笑えるおもしろいもの、映画のようなストーリー仕立てになっているもの、ものすごいCG技術? を駆使しているものなど、バラエティに富んだラインナップを用意しているそう。
特に日本企業の海外向けCMや、ニコール・キッドマン主演によるシャネルのCMは必見だそうですよー。他に「タバコ vs 反タバコキャンペーン」「エイズ撲滅&コンドーム」などの社会派特集や、CM制作風景を収めたメイキング映像などもあり。
深夜過ぎにはプレゼントの抽選会もあるそうなので、これは気合いを入れて挑まなければ! この秋から年末にかけての、各都市への巡回スケジュールはwebサイトでぜひご確認を。広告関係者はもちろん、そうでない人も楽しめる必見のイベントですよ。
(野崎 泉)

「世界のCMフェスティバル」HP
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2007年10月16日 00時00分

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