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梅干しがジャーキーに!?

のし梅とも違う、このペラペラ具合。これが梅干しのジャーキーなのです。

鎌倉・長谷にある、梅干し専門店で、梅干しや、梅塩、梅肉など梅を使った美味しそうな梅製品が並ぶなか、見慣れない姿の梅製品を発見した。

20センチほどの長方形に薄くのばされたそれは、ちょっと厚手の「手透き和紙」かなんかに見えなくもないが、ちゃんと「梅」なのである。
試食用に細かく刻んだものを口にしてみると、ほんのちょっとで、そのまんま梅の、すっぱい味が口に広がってくる。
その名も「梅干しじゃーきー」。なんとこれ、梅干しだけど、肉製品でおなじみの、「ジャーキー」だというのである。

このジャーキー、梅干しの梅肉部分を薄くのばして、天日乾燥し、裁断したもの。他に味付けはしていなくて、梅そのままの味が、薄くのばすときにかける力とともに、凝縮されている感じだ。

販売店「梅之助梅太郎」によると、
「たとえば、販売している400グラムのパックの梅干しを同じように加工しても、この大きさにはなりませんね。それ以上、約600グラムの梅干しが使われています」
とのことで、この1枚の梅の充実ぶりが、うかがいしれる。おまけに、小田原産の梅だけを使い、天日で乾燥することと、干した片面を裏返すのに手間がかかることから、なかなか量産ができないのが大変だという。

さてこのジャーキー、どうやって使うのがいいのかというと、やはり細かくちぎったり刻んだりして使うのがいいよう。
添えられている「使用方法」にも記されているのだが、旅行や登山の際の、塩分補給用の携帯用梅干しとして。お茶漬けやお粥に。イワシなんかの青魚を煮るときにもいいそうだし、お酒に入れて“梅割り”にもと、用途もかなり広い。確かに例えば煮物のときに、種を取り除く作業をしなくてよかったり、好きな分量をちょっとずつちぎって入れられるというのも便利だ。
長期保存がきくうえ、コンパクトなので、「災害用の保存食」としての用途まであるという。

それにしても、なぜ梅をこんなに薄くしようと思ったのか。店主の方が言うには、
「以前から、梅肉などの加工製品はあったのですが、それ以外にも何かできないかと考えていたんです。そんなとき、お菓子の『のし梅』や『タタミイワシ』などを思い出し、つぶした梅を板状にしたら面白いだろうということで作り始めたんです。そもそも梅干しは、保存食として日本人の食生活に欠かせないもの。ただ、水分があるのでそれ自体を携行するのは難しかったのですが、乾燥させればこれほど便利なものはありません」

そして、「じゃーきー」というネーミングに関しては、
「『梅板』、『畳梅』など色々出たのですが、ビーフジャーキーに似ていることと、日本のものなので、ひらがなを使おうということで、『梅干しじゃーきー』という名称になりました」
とのこと。

ちなみに、とくにどんな層に人気が高いのかというと、
「やはり、旅行やスポーツをされるという方が、多いと思いますね。気軽に適量を口に入れられるところが魅力のようです」
と、「アウトドア梅干」として、人気が高いよう。

行楽に、スポーツにいい季節。
そのお供にこの、“すっぱい1枚”、いかがでしょう。
(太田サトル)

「梅之助梅太郎」
鎌倉市長谷3-10-22
TEL:0467-24-1033

2007年10月28日 00時00分

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