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地球の裏側を走る! 雲への列車

(上)旅のハイライト、ポルボリジャ鉄橋。
(中)どこまでも続く広大な大地。
(下)途中立ち寄る村では多くの人が出迎える

「雲への列車」という名の列車がある――まるで空想の乗り物のような名前だが、ちゃんと実在する。いったいどこへ連れていってくれるんだろう? と名前を聞くだけで旅心をくすぐられる人も多いはず。

この列車に乗れるのは地球の裏側、アルゼンチンの北部にあるサルタ。この街から標高4,200mに架かるポルボリジャ鉄橋まで、スイッチバックを繰り返しながら進んでいく。まさに「雲の上」まで登っていくからこの名前がつけられたというわけだ。いわゆる観光列車で、往復438kmの道のりを約14時間かけて走る。

この列車の魅力は、なんといっても道中の風景。荒涼とした大地や鮮やかな色合いが印象的なトロ渓谷など、窓からの景色は圧巻。刻々と変わっていく風景は、みていて飽きることがない。車内には売店や食堂もある。乗客たちは食事をしたり、ハガキを書いたり(列車からハガキを出せるサービスもある)、読書をしたり、もちろん窓の外を眺めたり……、とそれぞれ好きなように時間を過ごす。また途中の村にも立ち寄るので、民芸品などちょっとしたおみやげを買うこともできる。

朝7時ごろにサルタを出発し、戻ってくるのは夜10時すぎ、というなかなかハードなスケジュール。さすがに暗くなると景色は見えないので、そこからはエンターテインメントタイムが始まる。フォルクローレの演奏やクイズや抽選会など、楽しいイベントが盛りだくさんで、最後まで飽きさせない工夫がいっぱいなのだ。

ちなみに4,200mという高さまで登るだけに、高山病になる人も多い。最高地点でもあまりはしゃぎすぎないことが肝心だ。一応、車内には酸素も備え付けられている。

そんな雲への列車、実は2年前から技術的な問題を理由に運転を休止していた。日本ではあまり知られていないが、現地ではかなり人気が高く、週末しか走らないこともあって予約を取るのも苦労するほど。再開が待ち望まれていた。

それがこの10月、ついに運転再開! といっても現在は月に1度、地元の人を対象に試運転をしている段階。現地の観光局によると、「2008年3月には通常運転が再開される予定」とのこと。

みなさんも来年は地球の裏側で雲の上まで旅してみませんか?
(古屋江美子)

2007年10月30日 00時00分

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