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ペットに遺産を相続させたNY富豪夫人

お金だけが幸せじゃないのヨ

2008年8月、ニューヨーク(NY)社交界きっての有名人レオナ・ヘルムズリー夫人が心不全で亡くなった。享年87歳。

彼女は貧しいポーランド移民家庭出身だったが、持ち前のバイタリティーで不動産ビジネスで成功し、更に不動産王ハリー・ヘルムズリー氏と再婚したことで、成り上がり人生の頂点を極める。

しかし彼女の評判は最悪で、「Queen of mean(根性悪の女王)」と呼ばれていた。彼女の根性悪さを表すエピソードで有名なのは、脱税容疑の裁判中、「税金を払うのは庶民だけ」と言って、総スカンを食らったことだろう。

その彼女も天寿を全うし、これ以上、彼女の悪評も広まらないだろうと思っていたら、さすが女王様、最後に強烈な一発を残して逝った。

彼女の孫たちに遺産を残さないで、ペットのマルチーズに遺産の一部1200万ドル(約14億円)を残したのだ。こりゃ揉めそうだよねー。しかもペットの名前が「トラブル」って言うんだから、墓の中から彼女の高笑いが聞こえてきそう。

他人の遺産相続騒動には興味が無いが、ふと疑問がわいた。
ペットに遺産を残せるの?
NYで弁護士を目指して勉強している友人に尋ねた。

「以前からペット名義の信託を設立して、ペットに財産を残すお金持ちがいたが、NYでは1996年に正式に合法化された。恐らく彼女もペットのトラブルちゃん名義の信託財産を残したのだろう」

その信託はどのように設立されるの?

「信託を設立するには、ペット名義の口座を開設し、管財人と世話人を任命し(兼任可)、また別に監理監督人も設ける」

「信託運営の期間は21年を上限とし、ペットが生存していても処分されなければならない。ペットが死亡した時も直ちに処分され、世話人か、飼い主の家族に分配される。但し遺言がある場合は、それに従う」

「動物には納税義務はないが、信託が利益を得た場合、法人税がかかる」

なるほど。動物だからと粗末にされることがないように願う、飼い主の本気度がうかがえる法律ですよね。

ところでトラブルちゃんが結婚したり、子供を産んだらどうなるの?

「動物の結婚に関する法律はない。だから彼女がお相手の面倒をみる必要も無いし、ましてやお相手の飼い主の面倒までみることはありえない。子どもはどうかなぁ。トラブルちゃんに聞いてみないと分かんないね(笑)」

ときめきのリッチガールとなったトラブルちゃんは、今も広大な屋敷で快適な生活を送っている。なんとも羨ましい限り。

ちなみに日本の場合は、ペットに遺産相続させることは不可能だが、ペットの後見人を立て、その人にペットの世話を条件に遺産を残す負担付き遺贈という方法があるそうだ。
細かな手続きがあるので、専門家に相談されるのがいいだろう。
(チン・ペーペー)

2007年11月10日 00時00分

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