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アジアではなぜ湿布薬を見かけない?

旅行先によっては湿布薬、発布剤のたぐいは見かけないことも

先日、義兄が出張で使いたいからと我が家にスーツケースを借りにきた。
昨今の旅行ブームと無縁の生活を送っている彼ら。新婚旅行以来の海外という義兄は「腹をこわしたらやだな」といい、姉は「正露丸を持っていきなさい」という何とも情けない会話をしていた。
姉は病気やケガとは無縁の人なのだけれど、なぜか新婚旅行で岩場で足を切り、生まれて初めて縫合したという経験がある。彼女がケガらしいケガをしたのは後にも先にもこの1回。そのためか彼らは海外を鬼門と思っている節がある。

ところで、旅行のガイドブックにはよく飲みなれた薬を持っていくように、といった注意などが書かれている。私は小心者なのでこのあたりは抜け目なく胃薬、風邪薬などは飲みなれたものをバッチリ持っていくようにしている。けれども意外と持っていったものは必要なくて、不測の事態が起こっちゃったりするのである。

以前、ネパールで友人が捻挫をしたことがあった。
あいにく湿布薬の持ち合わせはなく、ちっちゃな薬局兼雑貨店で発布剤を買おうとしたのだけど、出されたのは奇妙なオイル。よくよく見ればアーユルヴェーダ・オイル。「これでマッサージすれば痛みはとれる」というので、「いやいや、こういうのじゃなくて」と色々説明するもわかっていただけず、仕方がなくオイルと足を固定する包帯を買って帰った。

このことがあってから、旅行先ではできるだけ薬局に立ち寄っては、どんな薬があるのかをチェックしているのだけれど、インド、タイ周辺では湿布薬、発布剤を見かけることはなかった。

やはり薬にもお国柄というのはあるのだろうか? 海外展開をしている製薬会社に聞いてみた。

「日本人が普通と思っていることでも、国によっては昔からなじみがない治療法というのはありますよ。日本では捻挫など炎症によって痛みがある場合は、まず冷やして熱をとるということをしますが、暑い国などでは冷やして熱をとるという発想がないところもあります。そういうところでは必然的に発布剤は販売しても売れません。また治療法としてなじみがない薬というのは、その国の許可がおりないということもあります」

なるほど。そういう理由だったんですね。
ネパールではオイルを塗り、包帯で足首を固定するも友人の痛みはとれず、宿のご主人が「これで冷やして」と冷蔵庫から牛乳のプラスチックパックを取り出してきたのには驚いた。
「口にするものを使うのは申し訳ない」と一度はお断りをするも、「いいから、いいから」と。これには友人ともどもはいたく感動。

海外に行って、病院や薬局のお世話になることはできれば避けたいものだけれど、観光地を巡る以上に色々な意味で得るものは多いものです。
これから年末年始の旅行シーズンが到来。考えすぎても仕方ないけれど、ちょっとした不測の事態に対するの準備は必要かも?
(こや)
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2007年11月28日 00時00分

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