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サンタへの疑問に一挙に答えてくれる本がある

誰もが一度は考えたことのある、サンタへの疑問。答えはこのなかにありました。

12月に入ってから、来るか来ないのかもわからないのに、小1の娘が毎日、オモチャのチラシを眺めては「これ、サンタさんは持てるだろうか」などと強欲に真剣に検討している。挙句、「サンタさんにお願いすること決めた!」と、はたと思いついたように言ったのが、こんな一言。
「サンタさんに『お友達になってください』って言うのはどうだろう? 困るかな?」
こんな調子で、毎日サンタに対する質問ぜめにあって、困っている親は、多いのではないだろうか。

そんなとき、見つけたのが、『サンタさんからおへんじついた!?』(ポプラ社)という絵本。
パッと見、絵も内容も翻訳本のようなのだが、「若林ひとみ・作 南家こうじ・絵」とある。
作者の若林ひとみさんは「クリスマス研究家」として知られた有名な人物だが、この本はサンタ村に生まれ、サンタ村新聞局に入社した「ギッテ・ハーゲン」という人がまとめたものという設定。
このギッテさん、世界中の子どもたちからくる手紙にいちいち返事を書いていたが、これがかなり大変で、「いっそ今までの質問をまとめて本にしちゃえ」ってことで、出した絵本ということらしい。

疑問はまず、ど定番の「サンタクロースは、いるんですか?」から始まり、「サンタクロースはひとりしかいないのに、どうしてひと晩のうちに、世界中のこどもたちにプレゼントをくばることができるのですか?」「サンタさんは、今、何歳ですか? 100歳ぐらいですか?」「サンタクロースは、どこにすんでいるのですか?」「サンタクロースは、夏のあいだは、なにをしているのですか?」「えんとつがない家には、どこからはいるのですか?」などなど、実際に子どもたちによく聞かれる質問が満載。

こういった本は、他にも類書があるが、この本の素晴らしいところは、回答の「ユーモア度」と「説得力」、「夢」と「もっともらしい現実感」とのバランスが、絶妙だという点だ。
たとえば、「プレゼントをくばるとき、そりはどこにとめるのですか?」という問いには……。「そりは、ふつうは屋根の上にとめますが、屋根の上にじゅうぶんなスペースがないときは、道の上。道もせまいときは、どこかちかくにとめられる場所をみつけてとめます。たまに、町を歩いているサンタを見た、という人がいるのは、こういう事情からです」
百戦錬磨のゆとりある回答には、大人も思わず唸らされることが多く、子どもだけでなく、大人もフツウに楽しめるし、子どもの質問ぜめ対策にも心強い一冊となりそう。

ただし、残念ながら、この本は1992年発行で、現在は入手が困難となっており、復刊を希望する声も多いよう。
図書館などでぜひこの機会に探してみては?
(田幸和歌子)
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2007年12月23日 00時00分

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