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スプラウトが近年、急に増えてる理由

ブロッコリースプラウトの登場によって、これまで捨てられていた新芽も食べられたりしてるみたいです。

ブロッコリースプラウトが登場して以来、スーパーで見かけるスプラウト類が、ぐんと増えた。

ざっと挙げるだけでも、ブロッコリー以外に、「新芽」を食べる野菜は、マスタードスプラウト、クレススプラウト、レッドキャベツスプラウト、エンドウマメの新芽である「豆苗」、そばの新芽、紅タデの新芽、ルッコラの新芽、オクラスプラウトなど、かなりある。

加熱調理不要で、そのまま食べられるうえ、栄養価も高いスプラウト。知ってしまうと、逆に、昔はなぜあまりなかったのかが不思議に思えるほどだ。これって、なんらかの技術改良によるもの? 農林水産省に問い合わせたところ、
「確かに最近、いろいろ見ますよね。こちらでは状況を把握していないので」
と、全日本豆萌(もやし)工業組合連合会を紹介してもらったが、この全萌連でも状況把握はしていないという。
そこで、「スプラウト王国」なるHPを持つ株式会社村上農園に問い合わせると……。
「もともと日本で『スプラウト』という言葉を初めて使ったのは、1999年。当社が発売したブロッコリーとマスタード、クレス、レッドキャベツの4種の『スプラウトシリーズ』が最初だったんですよ」

スプラウトとは、もともと「芽吹き野菜」のこと。英語の「スプリング=春、泉、芽を出す、芽吹く」から付けられた名前で、欧米の食文化をオシャレに伝えるために、日本の「発芽野菜」と区別して、日本でもこの名前を使ったのだそうだ。

ただし、この4種のうち、マスタード、クレス、レッドキャベツは欧米では昔から食べられていたポピュラーな野菜だが、ブロッコリーだけは「特別」なのだという。
「ブロッコリースプラウトは、1997年、アメリカのガン予防医学の権威が健康のために開発した新しい野菜です。これがアメリカでブームになり、日本でも広げたいと思い、日本のライセンスをとったんですよ」

スプラウトが健康に良いという認知が進んだことによって、徐々によそのメーカーでも「スプラウト」という言葉を使うようになってきたそうだが、なぜどんどん種類が増えているの?
「おそらく新たにつくられた野菜は、ブロッコリースプラウトくらいのもので、たいていはどこかの食文化にあったものや捨てていたものを、流行したことによって食べるようになったんだと思います。そもそもカイワレも、もともとは大根のまびき菜で、捨てるのはもったいないから食べちゃおうということから、生まれた野菜ですし、そばの新芽なども、それに準じるのでは?」

では、理論的には、どんな野菜の新芽も「スプラウト」として食べられるってこと?
「基本的に、アブラナ科のものなら食べられると断言できますが、他の野菜は、一部消化によくないものもあります。ですから、ご自分でつくった野菜の新芽を食べるより、ちゃんとスプラウトとして売られているものを買って食べたほうが良いですよ」

実際には、新たに開発された「スプラウト」はブロッコリースプラウトだけのよう。でも、私たちがまだ出会ってない「食べられる新芽」は、どこかの食文化にまだまだあるかもしれません。
(田幸和歌子)

「村上農園【スプラウト王国】」ホームページ

2007年12月25日 00時00分

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