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刑務所が全国的にパンク状態!?

増築してもしても、まだ解消されていない収容事情のようです。

実家の近くにある刑務所で、最近、大がかりな増築があった。その理由は、父母いわく「収容しきれなくて増築した」とのことだが、受刑者が溢れかえっているということだろうか。

もしかして全国的に刑務所の施設は不足してるのか。そもそも刑務所って、全国にどのくらいあるのか。法務省の矯正局に聞いた。

「施設は現在、刑務所が全国に62カ所、少年刑務所が7カ所、拘置所が7カ所です。また、支所は全国に8カ所、拘置支所が104カ所で、これらを総じて『刑事施設』と呼んでいます」
さらに、62カ所の刑務所のうち、4カ所は近年新たにつくられた社会復帰促進センター(PFI方式)なのだという。

実際に収容される施設は、「刑期の長さ」「性別」のほか、「種別」「教育指導内容」などによって分かれているそうだが、増築、新築に関しては、
「基本的に需要に応じて、本来の収容率に対して超過している施設、いわゆる『過剰収容』について行っています」
とのこと。
つまり、現在、刑務所は全体に「過剰収容」ということ?
そう尋ねると、統計資料から「年末の刑事施設収容人数」として以下の数字を教えてくれた。

平成9年 50897人(収容率79.0%)/10年 52713人(82.8%)/11年 56133人(87.5%)/12年 61242人(95.4%)/13年 65508人(101.2%)/14年 69502人(106.5%)/15年 73734人(105.8%)/16年 76413人(105.9%)/17年 79055人(104.0%)/18年 81255人(102.4%)

これを見ると、平成9年からずっと受刑者が着実に増え続けていること、ここ数年、収容率がやや下がってきているとはいえ、依然100%を超え、常にパンク状態にあるということがわかる。

では、増築・新築はどのように決まるのか。これについては、施設課担当者がこんな説明をしてくれた。
「増築・新築を行うのは、施設の収容能力が少なくなるからで、まず最初に全国的に増築をしていきます。塀のなかに増築スペースがある場合、建築基準法などに抵触していないか調査し、塀の中に増築します。また、スペースがない場合、塀のすぐ横に所有する農場などがあるとしたら、塀を広げてその中でスペースを捻出します。さらに、それでも追いつかなくなり、土地がなくなった場合に、新設を行うんですよ」
実際、増築できる施設はもうほとんどやり尽くしてしまったそうで、近年は先に述べたPFI施設が4庁と女子専用施設が1庁作られているのだとか。

ところで新設の場所って、どうやって決まるんでしょう?
「土地の誘致があったところから選ばれますが、(2007年に設置された)山口県美祢市のセンターの場合、当時50箇所くらいから誘致があり、そのなかで1000人収容できる場所などの理由で決まったんですよ」
1000人収容できる施設としては、一般的に、「10ヘクタール以上の平坦で四角い土地が確保できること」(山や谷があると造成の時間・費用がかかってしまうため)、「ライフラインが確保されていること」「地元に反対がないかどうか」「医療など備わっているか」などの条件があるのだそうだ。

実際、自分の地元などの場合、当時、誘致を行った市長に対して親世代などは「余計なものを持ってきた」などと酷評する人が少なくない。
年々増え続けている受刑者と、なかなか解消されていない過剰収容と……。問題は山積しています。
(田幸和歌子)
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2008年5月9日 00時00分

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