皆さんはダイエットをしたことがあるだろうか? はっきり言って、私は今している。人生で何度目かのダイエット。
何度目かは分からない。数え切れない。

そんな煮え切らないダイエット生活の最中、新種のダイエットグッズの情報を得たので、私は早速取り寄せてみた。
それが、この『青色ダイエットめがね』。
青が食欲減退色というのはご存知だろうか。それを根拠に、食べる際に視覚を元から青くしてしまい食欲をコントロールしてしまおうと、2005年2月に発売されたというこの商品。


ある日、私は総菜屋で買ってきたメンチカツを食べていた。直前には、松屋で牛丼を食べていたというのに……。とてもダイエット中とは思えない食べっぷりなのだが、ここで全部平らげてしまっては今までと変わらない。
そこで、私は青色ダイエットめがねをかけてメンチカツを口にしてみた。

これには驚いたのだが、青色めがねをかけたら本気でメンチカツを食べるのがイヤになっていった(あくまで私の場合)。別にメンチカツを急に嫌いになった訳じゃない。

めがねをかけて食べ物を見た時点では何とも思わなかったが、口に運んで食べようとした瞬間、イヤな感じが……。ふた口くらい食べて、「もういいや」となってしまった。
コツ(?)は、口に入れる直前まで食べ物を見続けること。何か別の風景を見ながらでも効果はあるのだが、食べ物を凝視しながらだと、より効果があった。
商品の使用方法には、しっかりと「食べ終わりたいときに掛けます。それ以上食べたいという気持ちが弱まります」と書いてある。


もっと詳細を知りたくなったので、販売元であるFTF社の新小田さんにお話を伺ってみた。
「色彩心理学に基づくと、一般的に人間の体は青く染まった食べ物を見たら、自動的に警告信号を発する傾向があります。青色をした食べ物を、腐っているかだめになっている食べ物と認識し、食欲がわかなくなるのです」
とのこと。

また、『青色ダイエットめがね』の効果については、
「本当の狙いは、食べ物をまずそうに見せて食欲を減退させることではありません。長期的にダイエットを成功させるうえで大切なことは、食べる前にリラックスした状態を取り戻して、落ち着いた状態になってから食べ始めて、ガツガツと早食いをしないようにすることです」
生物は特定の青色の波長を心地よく感じるので、この青色サングラスはリラックス効果もあるという。雨の日やくもりの日はなんとなくどんよりした気分になり、晴れていると気分もよくなるというのは、この特定の青色の波長の光が関係しているとのこと。

そんな青色の効果を利用してリラックスをし、食べる量を減らそうというのが、この商品の本来の目的。
まずそうに見せてくれるだけだと思っていたのだが、真のねらいはコチラだという。

自分はサングラスをかけながらの食事という使い方をしていたのだが、最も効果的な使用方法は、食事の直前にかけて2、3分ゆっくりと深呼吸。少しゆったりとした気分になったのち、青色めがねをはずして食事。すると、そんなに大量に食べるということがなくなるという。
個人差があるので断言はできないが、この使用方法を実践した人たちからは「食べる量が減った」という声も届いているという。


自分もガツガツ食いを控えるために、青色めがねをかけての食事制限を目指していきたい。ダイエット中なのに、ガツガツ食べてた俺にも問題はある訳だが。

もちろん、効果の程に個人差はあるだろうから保証はできないが、興味を持たれた方はお試ししてみては?
(寺西ジャジューカ)

『青色ダイエットめがね』紹介ページ*(有)FTFのサイト