なんでも、皮膚表面には皮膚常在菌というのがいて、この菌が、皮膚を守る脂肪酸という膜をつくるのだそう。しかし、過剰に洗い過ぎるとこの脂肪酸が落ちてしまい、再生に時間がかかってしまう。よって、お肌に負担がかかるというワケ。頭皮も同じことではないだろうか?
と、前置きが長くなったが、実は、私が半年ほど前からトライしているのが「シャンプーなし洗髪」。特に薄毛や白髪に悩んでいるというわけではないのだが、30歳を越えてからなんか髪質が悪くなってきた気がするんですよね~。
最近、エコ&スローライフ系の雑誌などでいろんな方法が紹介されていたりもするし、地球にも髪にも優しいならこんなにいいことはない! ということで
A.お湯のみで丁寧に洗い、シャンプー&リンスは数カ月に1回程度にする
B.お湯のみで丁寧に洗い、リンス代わりに「酢」を使う
C.液体状の石鹸で洗い、リンス代わりに椿油、もしくはあんず油をスプレーする
という3つの方法を試してみることに。まず、いちばん簡単そうなA.の方法をやってみたのだが、これは髪がきしんでパサパサになってしまい、3日ほどで挫折。そこで、某エコ雑誌に載っていた、B.の「酢」を使う方法に変更。なぜ「酢」かというと、殺菌作用があるうえ、静電気を防ぐ性質があるのだそう。あまり安いものは添加物が多いのかも……と思い、ちょっとお高めの京都の『千鳥酢』など使ってみた。
お湯で洗った仕上げに、洗面器にお湯+酢を混ぜてざばーと流す、という方法をとっていたのだが、酢の量が多すぎ&洗髪後に髪をきちんと乾かさなかったのがNGだったようだ(酢はお湯200mlに対し、小さじ1杯ほどでいいらしい)。
ここまできて気づいたのが、お湯のみで髪を洗うのがどうもやっぱり気持ちが悪いということ。やっぱり、泡が立たないと洗ったような気がしないんですよね……。で、やむなく考えたのがC.の方法。2日に1回ペースで蜂蜜入りの液体石鹸で洗い、椿油で油分を補給。これはそれほど違和感なく、数カ月続けることができた。
そんなわけで、遺伝や体質、食生活等の違いもあるので誰にでも合うというものではないだろうが、この髪にもお財布にも地球にも優しい「シャンプーなし洗髪」。髪のトラブルが気になるという人は一度トライしてみる価値はあるかも!?
(まめこ)