腹巻といえば、どうしてもバカボンのパパを連想していた。……のは、今や遠い昔。
最近ではパンツと腹巻が一体になった「ハラパン」が、女性向けのオシャレな下着の地位を確立している模様。
イケてるし温かいし、定番になるべくしてなった新アンダーウエアである。

そして、またしても新情報! 「株式会社ウンナナクール」(ワコールの子会社)が展開するブランド「LuncH」が8月末より発売している『パンツンパ』は、「パンツ」にも「ハラパン」にも「腹巻」にもなるらしいのだ。

まずは、画像をご覧頂きましょうか。……いやいや、コレ長くない? 特に、一番左側のやつ。なんか、上にも下にもパンツがあるんですけど。

そこで、使い方をご説明します。こちらの下着、使用用途に応じてカットしていただきたいのです。カットする位置によって、『パンツンパ』は様々なアンダーウエアに変化するから。
例を挙げると……
(1)真ん中で切って、ロングハラパン2枚
(2)端と真ん中を切って、ロングハラパン、ハラマキ、パンツ
(3)端と端を切って、パンツ2枚、ハラマキ
この新アンダーウエアは、上記のようなトランスフォームをするらしいのです。他にも応用編として、内側に折り返し二重にして着用したりね。

ところで、どうしてこのような下着が開発されたのだろう? 聞くところによると、同社には歴史があったようだ。

「『色々な色や長さのハラマキを自由に選びたい』というお客様の声にお応えする形で、筒状に編んだ生地を好きな長さで切って販売をする『切り売りハラマキ』を以前より発売しており、長年、定評を得ています」(ワコール・担当者)

そして、今回の『パンツンパ』について。
「今シーズンのLuncHのテーマでもある“楽しさ”や“カスタマイズ”をキーワードに、『切り売りハラマキ』の特徴を最大限に活かせるアイテムの開発に着手しました。そこで、パンツにハラマキ付パンツをつけて、長さやアイテムを自由にカスタマイズできるパンツという発想が生まれ、『パンツンパ』の開発・発売に至りました」(ワコール・担当者)
なるほど。一朝一夕で完成したワケじゃないらしい。

こうして形となった新下着への反響、言うまでもなく上々である。
「お店で飾っていると確実にアイキャッチとなり、通りかかった方の来店のきっかけになっております(笑)。
また、お店でカットされる方もいらっしゃれば、『家でカットするのでやり方を教えて』とオーダーされるお客様もいらっしゃいます」(担当者)

そんな『パンツンパ』は全国のLuncHショップ15店舗、およびZOZOTOWN、ワコールウェブストアで購入することができる。価格は2,415~2,625円(税込み)。

「発売して1ヶ月強ですが、特に20代後半~30代前半の女性に好評です」(担当者)
早くも、下着の新定番の道を歩んでいるのかだろうか? なんたって、上から読んでも下から読んでも『パンツンパ』です。
(寺西ジャジューカ)