自慢じゃないが、実年齢より若く見られることが多い。いつの間にか30代も半ばに突入してしまったが、周りからは25歳とかに見られる。
いや、マジで。
しかし、それも時と場合による模様。例えば、海へ遊びに行った時は悲惨だった。
「なんか、おじいちゃんみたい……」
なぜ、そんな風に見られてしまったのか? どうやら、私の猫背が原因らしいのだ。確かに、健康的じゃないよなぁ。疲れて、ヨロヨロ歩いてるように見えるし。
気をつけます。

ところで、ワコールが京都工芸繊維大学名誉教授・黒川隆夫氏(工学博士)監修のもとに行なった実験が興味深いのです。そのテーマは「見た目年齢」。体の部位の状態が、“見た目年齢”をどのように上げたり下げたりさせているのか、しっかり調査してくれました。

では、見ていきましょうか。まず始めにバスト以外の条件は変えず、バストシルエットのみを変えた同一人物の画像2枚を並べ、それぞれの画像から何を感じるかを調査。

しかして、その2枚とは……、
(1) バストのトップ位置が高く上胸にハリがある人物の画像
(2) バストのトップ位置が低く上胸がそげている人物の画像
結果、8割の人が「(1)の方が(2)よりも若く見える」と回答し、さらに数値では平均で4.1 歳も若く見えるという結果になっております。またそれだけではなく、(1)の画像には「姿勢がよく見える」、「ポジティブに見える」といったプラスの印象を感じる人が多いという結果も明らかになっています。
ちなみにこの設問では、年代やバストサイズの異なる複数のモデルによる画像も使用。しかし年代やバストサイズに関わらず、バストの“高さ”と上胸の“ハリ”が見た目年齢に影響を与えていることも判明しました。

では、前述の画像に顔が含まれているとどうなのか? バストシルエットのみを変え、顔も写り込んでいる同一人物の画像2 枚を並べ、それぞれの画像から感じることを質問しました。
結果、どうなのか? ……なるほど。
ちょっと、微妙に変わってきています。「(1)の方が(2)よりも若く見える」という回答が8割。これは、“顔なし調査”と同様。しかし、バストの高さやシルエットにより違って見える“見た目年齢”は、平均で「3.6歳」。4.1マイナス3.5で、“顔あり調査”の方が0.5歳だけ縮まったな……。

では、そのものズバリのクエスチョンを。
「あなたは、他の人から、実年齢より若く(年上に)見られたいですか?」という質問で迫ってみましょうか。
まず、20 代女性は半数以上(53.8%)が「年相応に見られたい」と回答している模様。一方、30 代以上の女性の8 割近くが「若く見られたい」と回答しています。30代を境に「若く見られたい」願望が強くなることがわかりました。
もっと具体的に言うと、30 代以上の各年代の半数近くが「3~5 歳若く見られたい」と答えています。

じゃあ、今度は30代女性のバストに焦点を当てて。
どうやら、82.7%の方が「昔と比べてバストの状態が変化してきた(垂れてきた/ハリがなくなってきた等)と感じる」と回答しています。
だというのに「ブラジャー購入時に試着する」と答えた人は、たったの23.1%。さらに80.8%の方が「いつもと同じサイズのブラジャーを買ったのに、合わなかった経験がある」と回答しており、不具合を感じながらも適切な対策ができていない様子も読み取れました。

ここで、実験を行ったワコールからの提言を。バストで「見た目年齢」を若々しくするポイントは、以下の2 つだそうです。
・バストトップの位置=肩とウエストの中間であること
・上胸のハリ=ソゲていない、丸いかたちであること
スキンケアを始めとした様々なエイジングケアの中でも、今すぐに、そして手軽にできるものといえば「からだに合ったブラジャーを正しくつけること」。
そのためにも、ブラジャーを選ぶ時はプロの販売員に相談し、採寸で正しいサイズを知り、必ず試着してバストシルエットを確かめることが大切。
若々しい“見た目年齢”のためには、自分のブラジャーを見直すことが必要そうです。
(寺西ジャジューカ)