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全国のお菓子を独自の視点で紹介した本『地元菓子』が面白い!

ライター情報:田辺 香

『地元菓子』(新潮社/1680円)。表紙の、盃に入って水に浮いている『くずまんじゅう』には幻想的な雰囲気もあり。みなさんの愛する“地元菓子”も載っているかも? 執筆のほか、写真やイラスト、編集もすべて若菜さんが手がけているというのも驚きです!

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全国に自分の知らない、食べたこともないお菓子が、まだまだこんなにあるなんて。そして、お菓子の世界は想像していたより、ずっとずっと奥が深くて面白い。先月、新潮社から発刊された書籍『地元菓子』を読んで、つくづく思った。

本書は、著者の若菜晃子さんが日本全国を旅する途中で出会った、その土地ならではのお菓子=“地元菓子”を紹介したもの。さっそく若菜さんに、この本を作ろうと思ったきっかけを聞いてみた。

「企画として考え始めたのは2、3年前からでしょうか。地方に取材に行くたびに見たこともないお菓子に遭遇するようになり、その多様ぶりに心奪われたのがきっかけです。しかも調べてみると、老舗有名和菓子店の本や手みやげ図鑑、乙女お菓子旅的な本はあるんですが、地方の片隅で静かに愛されている地味なお菓子を取り上げた本は、ほとんどない。たまにTVや雑誌で取り上げられたとしても、一時的に全国から人が殺到して、お取り寄せして終わり。そういう風潮にも個人的に疑問を感じていて、本当にいいものは大切にされて、風土や歴史や人々の気持ちに根づいているという気持ちがあって。そこをきちんと伝える“地元菓子”の本を自分の手で作りたい!と思ったんです」

まさに、その熱い思いがあってこそ、これまでにない本『地元菓子』ができたのだ、と納得。本書はただ単純に、写真と簡単な解説でお菓子を紹介した、カタログのようなものとはまったく別物なのだ。

たとえば、「酒まん」や「えびせん」など、歴史と風土を反映して同じお菓子ばかりを売る街を“ばっかりのまち”として取り上げたり、見た目のインパクトで選んだお菓子や、自身が好きな「カタパン(堅パン)」(=乾パン)について掘り下げて紹介したり、桜餅は道明寺派か長明寺派かを考察し、全国の地図を使って表現したり。

ライター情報: 田辺 香

出版社を経てフリーの編集者&ライターに。得意分野はキャラクター系、エンタメ系。お酒を飲むのが大好き。好物=ワイン、オリーブ、飲み会、ニューヨーク、リボン

2013年6月24日 07時00分

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