環境省が推奨する「スーパークールビズ」。石原伸晃環境相は「女性の感性で夏を乗り切る服装を考え、地球温暖化を一緒に止めましょう」と発言。
冷房温度が28度に設定されている女性も暑く感じる職場で、新たな装いを試行錯誤してしまう。フットウェアに適するものをお探しの方へご提案。伝統的な履物、「下駄」である。

職場で下駄はいくらなんでも…と思われるだろうか。通勤は普通の靴でも、職場で下駄に履き替えてオフィスワークされている方は結構おられるのだ。その中のお一人、某雑誌編集社、Y様にインタビューをした。


Q.下駄をオフィスで履いてもOKですか。
A.違和感なく、まったく問題ないです。OKです。

Q.周囲の評判はどうですか。
A.上々です。「履かせて」とか「どこの?私も欲しい」とかいわれます。


Q.オフィスでの履き心地はどうですか。
A.オフィスでも外でも履いていますがどちらも足が心地よく、良いと思います。

思ったより職場で下駄は違和感がないようだ。

梅雨の季節、通勤の足元はレインブーツか靴で足が蒸れて嫌な気分になるが、職場で下駄に履き替えて足元がすっきりできて気分がいいだろう。

伝統的な履物、下駄が、こうして洋装やデニムに合うように開発されたお気持ちを水鳥工業に尋ねた。

「日本の履物文化である下駄をもっと身近に感じて欲しいとの思いから、mizutori下駄の開発が始まりました。
現代のライフスタイルにも合うモダンなデザインが特徴です。洋服やデニムパンツにも合わせやすく、毎日履きたくなる心地良さ。心地よさの秘密は足裏にフィットするように削った木地とクッション材入りの鼻緒を足型に合わせてつり込みます。足指の部分にくぼみを付けることにより、より鼻緒をつかみやすく足指を使うことにも効果的です」

「職人がひとつひとつ丁寧に手づくりしているので、一度にたくさん作ることが出来ません。底には合成ゴムが付いているので、木が削れる前に取り換えていただければ長持ちします。(お近くの靴修理店でもお直しいただけます)毎日気軽に、大切に履いていただきたいです」

最後に下駄のお手入れワンポイントを伺った。


「下駄は水に浸らないように注意。万一水にぬれたら、乾いた布で拭いて、日陰など風通しの良い場所で乾かしてください」

下駄は少しずつ履きならすもの。履いていくうちに、鼻緒が足になじんでくる。鼻緒は静岡市内の染織家が手書きで絵柄を施しているものもあり、種類も豊富。好みの図柄を見つけることができるだろう。

筆者はさっそく職場で愛用している。
鼻緒が擦れていたくても、じきになじむということなので、慣れるのを待つ。商品の説明書には、鼻緒が当たる足の部分には、行間(こうかん)というツボがあるので刺激してくれそうだ。ちなみに行間の適応症は、肋間神経痛、胆石、疝気(せんき)、吐き気、月経不順、子宮出血があるらしい。まあツボを刺激するのは下駄のおまけの効果で、何しろ下駄のデザインがステキだ。かっこいい!

皆さんの職場では下駄はありですか?洋服でも合うデザインなので、あとは職場で下駄を履いていいかどうか尋ねてみてください。
(W.Season/studio woofoo)