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日本酒のトレンドがロンドンで作られる理由とは

ライター情報:加藤亨延

パリでも売られる日本酒の銘柄はぐっと広がった

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ロンドンで行われたワインの国際品評会インターナショナル・ワイン・チャレンジで「大吟醸 極醸 喜多屋」が2013年度「SAKE部門」のチャンピオン・サケに選出された。喜多屋は福岡県八女市にある蔵元だ。欧州の日本酒といえば以前は決まった銘柄ばかりだったが、近年は様々な蔵元のものを目にする機会も多くなった。欧州の日本酒事情とはどのようなものなのか。

欧州の日本酒トレンドは、まずロンドンで作られるという。現地の日本食輸入卸会社によれば、ロンドンにはモダンなレストランや流行に敏感な消費者が多く、日本酒を提供する店が多岐に渡っているからだそうだ。同社の欧州内での日本酒取扱い量も英国、ドイツ、フランスの順で、英国が最も多い。

日本食ブームに乗って、正統な日本食から日本人が見ると日本食とは思えないようなフュージョンのお店まで日本食レストランは増えており、これらの店はワインリストの中に日本酒を加えている。また完全な欧州スタイルのレストランでも、白ワインの代わりに日本酒を1銘柄入れてワイングラスで提供する店もある。こうした状況が欧州への輸出量の増加につながっているという。

加えて最近では、国内でも一部特約店でしか扱っていないような地酒の取扱いも増えてきた。国内の日本酒ファンが求めて買いに行くような蔵の酒を置いている店もある。このような銘柄の多様化は、2008年からインターナショナル・ワイン・チャレンジに「SAKE部門」ができたことと関係している。
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ライター情報: 加藤亨延

ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。主な取材テーマは比較文化、および社会、政治。取材等での渡航国数は約60カ国。ロンドンでの生活を経て現在パリ在住。『地球の歩き方』フランス/パリ特派員ブログ

URL:http://tokuhain.arukikata.co.jp/paris/

2013年7月26日 07時00分

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