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46言語64ヵ国に対応! ホテルの引き出しにある『仏教聖典』

ライター情報:加藤亨延

この表紙をどこかで見た人も多いはず

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手話に対応したDVD版、朗読CD版、点字、電子書籍にも対応しています」

お経と一言にいっても膨大な数があり、それを1冊の本にまとめるのはかなり難しい作業だろう。どのように編集したのか。

「1925年にその元となる『新訳仏教聖典』として日本で編纂(へんさん)作業が始まり、約5年をかけて最初のものが出版されました。1965年に仏教伝道協会が設立され、その後この初版を元に何度も編集会議が行われ、現在の『仏教聖典』に至っています。内容は日々の暮らしに深いつながりのあること、親しみを感じる箇所を選んで掲載しています。中国を経由して日本に伝わった、基本となるお経だけでも5千を超え、加えてスリランカやタイなどに伝わったパーリ語のお経もあります。宗派によって大切にするお経は異なりますし、それゆえ重要な箇所を慎重に偏りなく選ぶことは、大変な作業でした。現代に沿った内容にするため識者の会議は毎年行われています」

同書は「人生」「修養」「悩み」「日常生活」「家庭」「社会」といった分野別に索引が付けられ、目的別にも読めるようになっている。「生かされ生きている」と感じ、人生をより意味あるものとして自覚するのが仏教の考え方の1つ。世界で『仏教聖典』はその一助を担っているのだ。
(加藤亨延)
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ライター情報: 加藤亨延

ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。主な取材テーマは比較文化、および社会、政治。取材等での渡航国数は約60カ国。ロンドンでの生活を経て現在パリ在住。『地球の歩き方』フランス/パリ特派員ブログ

URL:http://tokuhain.arukikata.co.jp/paris/

2014年2月25日 07時00分

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