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小学校の図工で絵をあまり描かなくなっている?

ライター情報:田幸和歌子

絵の具、粘土、木など、好きなものを使った様々な作品が並びます。

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最近、小学校の図工の教科書や授業・作品を見て、驚いたことがある。それは、「絵を描くこと」「写生」が非常に少なく、何かを作って「自由に表現」する課題が多数だということ。
自分が子どもの頃は、校庭で木や花を、あるいは近所の神社などに出かけて写生をする授業が多数あったけど、今は小学校の図工で絵をかかなくなっているのだろうか。
東京学芸大学附属竹早小学校・図工教諭の桐山卓也先生にお話を聞いた。

「確かに小学校の図工では、今、写生はあまりしません。でも、絵を描かなくなっているのではなく、『描かせる』『作らせる』のではなくなっているということです。技術を教え込むよりも、モノをつくる楽しさや絵の具を塗った気持ちよさ等を感じさせる、表現する環境をつくってあげることが重要になっているのだと思います」

なぜ図工の授業スタイルが変わってきているのか。
「絵の描き方などを教えてしまうと、子どもは自由に表現できなくなってしまいます。『これで合ってるのかな』『間違うと注意される』と不安感を抱いてしまう。どうしても大人の反応をみてしまうのです。『上手い・下手』の基準ができてしまうんですよ。絵を描くとき、かたちが狂ってもいいんです。例えば、子どもは人間の体を描くとき、肩が描けないものですが、それを教えてしまうと、足し算や引き算を習わないで、いきなり微分積分を教えてしまうのと同じになってしまうんです」

絵の描き方も、発達段階に応じて自然に変わっていくものだということだ。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

2014年4月2日 07時00分

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