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銭湯の入り口に60年 「牛乳石鹸」のれんは地域によって形が違う

画像はイメージ

気温がぐっと下がりすっかり冬めいてきた。
こんな季節、見かけるとほっとするのが銭湯の看板と、入口にかけられた「のれん」だ。
見るだけであったかい気持ちになれる、のれんマジック。そんな銭湯用のれんを昔から作り続けているのが、牛のマークでお馴染みの牛乳石鹸さんなのである。

銭湯用の販促品だった牛乳石鹸のれん


大阪に本社を置く牛乳石鹸さんは、昭和初期から牛乳石鹸の製造をスタート。
そのころの日本といえば、まだ内風呂の普及率が低く、多くの人が町の銭湯を利用していた。そこで、人々が集まる銭湯の入り口に、牛乳石鹸の社名を刻んだのれんを掛けてもらえば広告になるのではと、昭和30年頃からのれん製作を始めた。

江戸時代、商売人はのれんに屋号を染め上げて、今でいう看板代わりにしていたという。日本人にとって、昔から人々の社交場だった銭湯。そこに自社名を刻んだのれんを掛けることによる宣伝効果は絶大だったそうだ。

銭湯が牛乳石鹸を一定数購入すれば、販促品として一本一本手作りの本染めされた本格的なのれんをプレゼントする……そんな企画は大変受けて、全国の銭湯に牛乳石鹸の文字を刻んだのれんが掛けられることとなった。
以前は夏と冬の年2回製作だったところが年1回となったものの、約60年変わらず「牛乳石鹸のれん」を全国に届けている。

初期は「ゆ」の一文字を大きくとったデザインで、色も2~3色程度のシンプルなものだった。今では太陽の光にも負けないインクや、色落ちしにくいインクで多色刷りを多用し、より華やかに、より色鮮やかに。
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ライター情報: のなかなおみ

いつか山の中に引きこもりたい大阪在住フリーライター。日々、野良猫との遭遇を楽しみに生きてます。

2016年12月7日 11時30分

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