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武装ラブライバーとは何か? ヤンキー、老人、死刑囚…「アウトサイダーアート」の伴走者が最注目

2017年2月1日 09時50分 ライター情報:内堀たかふみ

節分の季節である。「福は内、鬼は外」と、我々は幼いうちから異形の物を外に追いやる思想を知らぬ間に植えつけられてきた。

そんなアウトサイドにいる(と思われている)人々、例えば障害者、ヤンキー、犯罪者、老人、ホームレスといった社会的少数者いわゆるマイノリティの表現活動を発掘し、紹介している「アウトサイダーアート」キュレーションの第一人者がいる。櫛野展正(くしの・のぶまさ)さん。広島県福山市在住の40歳。

去年4月には、自ら経営するアートスペース「クシノテラス」にて、和歌山毒物カレー事件の林眞須美死刑囚や東京・秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大死刑囚ら42人の死刑囚が拘置所で描いた絵画を展示し、話題を集めた。
 

昆虫2万匹で作った昆虫千手観音像


そんな櫛野さんがこのたび上京、渋谷にある「実践女子大学」でトークイベントに出演していたので覗いてみた。現在美術家・奥平聡氏のご紹介である。
 
講演は、櫛野さんが実際に取材した人々の作品を見ながら行われた。例えばこれは、2万匹の昆虫を使って建立した「昆虫千手観音像」。高さ1m80cm。

すべて虫で出来た観音様


クワガタ、カナブンなどの虫たち


この観音像を造ったのは群馬県在住の稲村米治さん(97歳)。40年以上前、東武鉄道の職員を退職後に建立したものだという。もともとは、我が子に虫の命の大切さを教えるため、地元ゆかりの武将・新田義貞像を5000匹の虫で製作したのだが、逆に地元住民から命を粗末にしていると非難を浴びる。

そこで、殺してしまった虫を供養するために5年の歳月をかけ造ったのがこの観音像だという。現在は群馬県板倉町の中央公民館に、地元の郷土作家にまじって展示されている。

ライター情報: 内堀たかふみ

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