サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


大阪の鶴橋は、西のコリアンタウンで有名な場所。最近は、若い子たちがたくさん集まるスポットになっています。


この鶴橋に、キムチを挟んだサンドイッチを出してくれるという喫茶店があるとか。しかも鶴橋の名物になっているそう。キムチと、パン…。これって合うの?と思いますが。今回は、鶴橋までこの「キムチサンド」を食べに行ってきました。

ディープな鶴橋駅前の商店街


鶴橋の駅を降りて階段を上がると、どこからともなくキムチの匂いが。この辺りはもともと市場があった場所とかで、駅を出て続く屋根のついた商店街は、かなり道幅が狭く、まるで迷路のよう。


サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


「ここを迷わず歩けたら通だと思う」というのは大阪に暮らす友人の話。それくらい似たような路地がくねくねと入り組んでるのです。ああ!迷いそう!

サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


この商店街には本格的な韓国食材などを売る小さなお店が点在しています。まさにその姿は市場!キムチ屋さんもいっぱいありました。だから駅を出たらキムチの匂いがするのか…、と納得。

キムチ屋さんをちょっと抜けると、目的の喫茶店「珈琲館ロックヴィラ」が現れます。
想像以上にレトロな外観です。

サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


店内もダークブラウンの木目を基調とした落ち着いた雰囲気。あまり広くはありませんが、常連さんたちが多く通うお店のようです。

サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


まずはメニューを確認します。今回の目的はもちろん「特製キムチサンド」

サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


他の「キムチライス」(これも注文している人多し! いい香りがして食欲をそそります…)なども気になりますが、ここはブレずに注文します。


サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


喫茶店なので、コーヒーも一緒に注文しました。コーヒーは、カウンターにあるサイフォンで淹れてくれるという本格派。コポコポと音を立てています。

サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


出てきたコーヒーは、雑味がなくていい香りです。コーヒーをいただきながら、本日の主役を待ちます。


キムチをパンに挟んだ理由とは?


しばらくして、「特製キムチサンド」が到着!

サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


650円という値段の割に、かなりのボリュームですよ。
食べやすいように小さくカットしてあるのが優しい。サンドしてあるのは、きゅうり、ハム、卵サラダ、そしてキムチといった感じのようです。パンは軽くトーストしてあります。

サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


キムチ、かなり入っています。たっぷりです。それにしたって、サンドイッチにキムチとはシュールです。
白いご飯のお供というイメージが強いので。

サンドイッチにキムチを挟む大阪の喫茶店に行ってきた


早速食べてみると…意外とキムチが合います! 最初は「ん?」と思うものの、卵サラダとハムが相性がいい。キムチは細かく刻んであって食べやすくなっています。卵もあえて卵焼きじゃないところがこのサンドイッチを美味しくしているところかもしれません。

この日はこのキムチサンドを考案したというママさんがいらっしゃってたので、このキムチサンドが生まれた理由をちょっと聞いてみました。

「毎日食べていて、キムチがあるのは当たり前だから、キムチを挟んだら美味しいと思ったのよ(笑)」

との答え。
最初はキムチだけのサンドイッチだったとかで…。その後研究を重ねて、今の形になったとか。ハムや卵サラダを挟むようになったのは、ママさんの研究の結果だったのですね。

この「キムチサンド」の絶妙な味のバランスは、クセになりそう。また食べたくなる味です。お店の周りはキムチ屋さんがいっぱいあるので、自然と生まれたのも納得といえば納得です。

大阪に行ったらディープな市場の雰囲気を味わって、ロックヴィラでキムチサンドを食べてみてくださいね。この鶴橋の商店街は、実はお魚も美味しいそうですよ!
(西門香央里)

珈琲館ロックヴィラ
大阪府大阪市東成区東小橋3-17-23