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キムタク主演『無限の住人』カンヌで起きた2種類の反応とは?

ライター情報:加藤亨延

三池崇史監督がメガホンを取り木村拓哉が主演した映画『無限の住人』が、第70回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門として上映された。同作をカンヌの観客はどう感じたのか? 5月18日午前に行われたプレス向け上映会、そして夜のメーン会場「グラン・テアトル・ルミエール」で開かれたガラ上映会の反応を比較して、カンヌの雰囲気を少しでも伝えてみようと思う。
※以下ネタバレが含まれます





上映会によって微妙に異なる観客の反応


同作の始まりは、血仙蟲(けっせんちゅう)という体内に宿す虫のおかげで不死身になった主人公・万次の、そこに至った過去シーンから始まる。まず相手を斬り倒した後に、妹・町が「兄さま、おはぎ」、万次が「それは馬ふん、だ」と掛け合うシーンで、プレス向け、ガラどちらの上映会ともに観客から笑いが起きた。出だしのつかみはオーケーだ。

その後、妹・町が司戸菱安に捕まり、助けに赴いた万次は大量の悪党を片っ端から斬り殺す。そして、今まで万次が斬ったすべての遺体が映る引いたカットに切り替わったところで、最初の大きな反応が出た。プレス向けは「こんなに斬ったのか」ということをコミカルに感じた笑い、ガラは「お見事」という雰囲気での拍手だった。

同映画祭は、映画関係者またはメディアのみに開かれたイベントで、一般解放されているイベントではない。また、プレス向け会場はガラ上映のように着飾って参加するわけではなく、通常の映画館のように気軽に鑑賞するスタイルだ。つまり前者は肩肘を張らず参加する環境といえ、後者は前者に比べると、よりフォーマルな雰囲気が増す。この辺りが反応の微妙な差につながったのかもしれない。

次にモノクロでの過去描写が終わり画はカラーになり、シーンが現在の万次になる。ヒロインである凛は、親を殺した仇である天津影久を討つべく万次に用心棒を頼み、万次は1人目として黒井鯖人を討ち、2人目として凶戴斗(まがつたいと)に重傷を負わせる。ここまでは特に観客から目立った反応はない。ただし作品自体がつねに血が飛び散るシーンが連続するものであり、少しだけ退室者も確認できた。

ライター情報: 加藤亨延

ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。主な取材テーマは比較文化、および社会、政治。取材等での渡航国数は約60カ国。ロンドンでの生活を経て現在パリ在住。『地球の歩き方』フランス/パリ特派員

URL:http://tokuhain.arukikata.co.jp/paris/

2017年5月21日 18時10分

「キムタク主演『無限の住人』カンヌで起きた2種類の反応とは?」のコメント一覧 5

  • はなこ 通報

    称賛されるべきお三方…木村拓哉叩くのは、彼の魅力に嫉妬してるから…なのにカンヌでの称賛を踏みつけるメディアやネットが許せなくて!!

    109
  • 匿名さん 通報

    カンヌではそういった反応なんですね。上映中は静かにするのが普通だと思っていたので新鮮でした。 キムタクによくあるただ叩きたいだけの記事と違ってよかった。

    99
  • はなこ 通報

    他国の方たちが称賛と拍手を送ってくれた…本国のメディアは素晴らしい作品を愚弄してます。他国やカンヌまでも…となりますよ!!木村拓哉また無限のスタッフ頑張って!!

    92
  • 匿名さん 通報

    結局なんなのか

    59
  • 原作ファン 通報

    やっぱり無理やりダイジェストにしたせいで「そこ笑うとこじゃない」ってところがお笑いシーンになっちゃってるじゃないですかーヤダー

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