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『フランス女性は太らない』の本当の意味【フランス人すごい本を検証】

ライター情報:加藤亨延
近年、フランス人のライフスタイルを紹介する書籍が何冊も刊行されています。タイトルを見ると、「年をとるほど美しい」「太らない」「夜泣きをしない」などなど。暮らしの参考になる点がたくさんあるようですが、SNSなどでは「フランス人に幻想を抱きすぎでは?」という声もあります。そこで、『地球の歩き方』特派員でパリ在住のジャーナリスト・加藤亨延さんに「フランス人すごい本」を検証してもらいました。

  * * *

ミレイユ・ジュリアーノ著『フランス女性は太らない』は『フランス人は10着しか服を持たない』(ジェニファー・L・スコット著)と同じく、アメリカ人により書かれたフランス本だ。

アメリカで生まれ育ち、半年間のパリへの交換留学経験を元に著作をまとめたスコット氏と異なり、ジュリアーノ氏はフランス東部の小さな町で生まれ育った。スコット氏は衣食住に大量消費社会であるアメリカからフランスに来て、在仏中、フランス人のシンプルさに目からうろこが落ちた形だが、ジュリアーノ氏は18歳のときに交換留学でアメリカ・マサチューセッツ州へ1年間留学し、体重が一気に10kgも増えてアメリカの生活習慣に驚く。つまり両者は真逆の体験を持つ。

フランスで生まれ育ったジュリアーノ氏が言うように、本当にフランス人の女性は太らないのだろうか? 


統計から見るフランス人の肥満割合


結論から述べると、フランス人はアメリカ人より太っていない。世界保健機関(WHO)が出した国別の女性肥満(肥満度の指標である体格指数BMIが30以上)割合において、アメリカ人の女性は34.9%だがフランス人の女性は21.9%と低かった。経済協力開発機構(OECD)の調査でも、アメリカの女性は33.9%が肥満であるのに対し、フランスは14.5%だった。どちらの調査を取っても、アメリカ人の女性よりフランス人の女性の方が肥満は少ない。『フランス女性は太らない』というタイトルは間違っていないのだ。

ただし、これは著者であるアメリカ人から見た場合だ。日本における肥満の割合は、WHOの調査だと3%、OECDでは3.8%。よって日本人の読者からすれば「アメリカ人もフランス人もどっちも太る」ということになり、日本人の視点では「フランス人は本当に太らないのか?」と疑問は出るだろう。

ライター情報: 加藤亨延

ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。主な取材テーマは比較文化、および社会、政治。取材等での渡航国数は約60カ国。ロンドンでの生活を経て現在パリ在住。『地球の歩き方』フランス/パリ特派員

URL:http://tokuhain.arukikata.co.jp/paris/

2017年7月12日 08時00分

コメント 4

  • 匿名さん 通報

    私は1日8食で、オヤツもジュースも取り放題だけど、40キロ代です。それは資源の無駄遣い。地球環境を壊しているのはあなたでしたか。

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  • 匿名さん 通報

    私は1日8食で、オヤツもジュースも取り放題だけど、40キロ代です。うんこが太そう

    6
  • 匿名さん 通報

    私は1日8食で、オヤツもジュースも取り放題だけど、40キロ代です。

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  • 匿名さん 通報

    アメリカ人って座って食事しないの?

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