ホームドアは、ご存知の通りホームからの転落事故を防止する柵の役目を果たしている。しかし、JR山手線の有楽町駅と神田駅にはホームの真ん中に一部設置されている。はて、なんのためにあるのだろう。JR東日本の広報担当者に伺った。
――このホームドアはなんのために設置されているんですか?
「これはホームドアを動かすための電源や制御を行う部分が収納されています。
「見た目が扉と同じなので、線路に面していないところに設置されていると不思議に思われるかもしれませんが、ホームドアを機能させるには必要な部分です」
他には新大久保駅も同様の理由でホームの端にL字型で設置されている。
ホームドアが普及しはじめたのはここ10年ほど。昔からある駅はホームドアの設置を想定して作られていないため、このようにスペースを工夫して設置するケースも出てくる。様々な事情を乗り越えて、より安全な駅づくりのためホームドアの設置が推進されていることに感謝したい。
(ツマミ具依)