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高尾山で幻想的な氷の花「シモバシラ」が見られるスポットはどこ

ライター情報:石水典子
「氷の花が咲く」と書くと、まるでファンタジーの世界で起こる出来事のようですが、実際に氷の花をつける植物があるといいます。




動画に出ているのは「シモバシラ」という、高さは40〜70cmのシソ科の多年草の植物。そもそも、なぜ「氷の花」を咲かせるのでしょうか。

シモバシラは、9月〜10月上旬ごろまで小さい白い花を咲かせるのですが、寒気が強まると地中にある根はそのままに、土から上の部分を枯らしてしまいます。すると、毛細管現象によって地中の水分を吸い上げ、その水分が冷え込んだ外気に触れて結晶化。まるで花が咲いたように見えるというわけです。

このシモバシラを見られる場所が、都心から電車で1時間ほどの距離にある高尾山にあります。登山に来る人たちの中には、シモバシラの氷の花を楽しみに待ち望んでいる人も多くいるのだとか。

高尾山山頂


高尾山のどこに行けば、シモバシラの氷の花が見られるのでしょうか? もしや、道もないような山奥にあったら…。そんな不安を抱えながら、高尾ビジターセンターの解説員の宇井美貴さんに高尾山でシモバシラが見られるスポットと、氷の花を観察できる時の時期や条件を聞いてみました。けっこう見やすい場所にあるようです!

高尾ビジターセンター


いつ、幻想的な花を見られるの?


「シモバシラの花が見られるシーズンは12月下旬から1月末ごろまでです。気温が上がると氷の結晶は溶けてしまうため、鑑賞は午前中がおすすめです。遅くても9時〜10時頃には現地にいたいですね。ただし大きな氷の花が見たい場合は、12月下旬頃がいいかもしれません。氷ができたり溶けたりするのを繰り返すうちに茎はボロボロになって、だんだん小さい氷の花になっていきます」(宇井さん 以下同)

高尾ビジターセンターの解説員 宇井美貴さん


ここで心配なのは、シモバシラが咲く場所。高尾山によく来ているような土地勘がある人じゃないと探しに行くのは難しいんじゃないでしょうか?

「シモバシラは多年草のため、毎年同じ場所に氷の花を観察できます。場所が分からずに見られないということは少ないと思いますよ」

よかった! では、高尾山で見られるスポットを教えて頂きましょう。

高尾山で氷の花を探すなら、もみじ台がおすすめ


宇井さんによると、高尾山で見られるシモバシラの主なスポットは3つ。登山初心者でも行きやすい場所です。

・山頂のビジターセンター近くの、もみじ台の北側の巻き道
・5号路の南側の石垣の斜面
・ケーブルカーの清滝駅の構内

「その中でも、もみじ台の北側の巻き道のシモバシラは株数が多いため、見られる可能性が高いと思います」


山頂にある道から、もみじ台へ



5号路のスポットは、2階建てのトイレが目印

トイレの向かいにある道の入り口


ここで気をつけていただきたいのが、写真撮影などのために登山道ではない斜面に踏み入ってしまうこと。

「足を滑らせるといった危険もあるだけでなく、冬の間に地中で眠っている植物まで踏み荒らされてしまうと、春に出てこれない可能性もあります。高尾山の自然を守るためにも、登山道から観察してくださいね」

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ライター情報: 石水典子

現代美術、メディアアート、骨董・民藝品、壁のシミまで、造形物をこよなく愛するライター

2017年12月9日 08時00分

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