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「ラーメン=とんこつ」の構図に一石 ロンドン市民に“塩”が好まれた理由

2017年12月5日 10時00分 ライター情報:ケンディアナ・ジョーンズ
ラーメン・エクスペリエンスで提供された塩ラーメン。他の味は、具材が同じでスープが異なる。

年に2回ロンドンで行われるイギリス最大の日本文化の祭典「ハイパージャパン」。クリスマス前の11月24日から3日間、ロンドン東部タバコドックで行われた同催しの目玉となったのが、「ラーメン・エクスペリエンス」というラーメンイベントだ。

「ラーメン・エクスペリエンス」は、用意された「塩」「しょう油」「みそ」「とんこつ」の4種類のスープを味見してから、最も気に入った1種類のラーメンを選んで食べるという企画だ。各味を異なったラーメン屋が提供するのではなく、同一のラーメン屋が4種類の異なった味を提供するため、フレーバーは異なるが作り手は一緒だ。

ヨーロッパ随一のとんこつラーメン屋の集積地ロンドンにおいて、果たして現地の人々はどのラーメンを選んだのだろうか?


とんこつ一辺倒のロンドンラーメンシーンに変化?


今のロンドンにおけるラーメンシーンでは「ラーメン=とんこつ」という方程式が成り立っている。現地ラーメン業界でも、ヨーロッパ人はとんこつ味を好むというのが一般的な認識だ。

このような状況において、今回の「ラーメン・エクスペリエンス」では、ロンドンの人々がとんこつ以外の味を「体験 (エクスペリエンス)」できる絶好の機会だった。その反響は大きく、前売り販売された1枚あたり5ポンド(約750円)のラーメン券 は、3日間の全日程で完売し、合計で2500杯以上のラーメンが振る舞われた。

その結果、一番人気は……塩がとんこつと同じくらい選ばれた! 次いで「みそ」と「しょうゆ」が出た。中でも「みそ」は特にアジア系の人に受け、「とんこつ」はヨーロッパ系の人に受けていた。「当初は、とんこつ6〜7割、みそ3割、しょうゆと塩で1割程度と見込んでいたため、予想外の結果に私たちも衝撃だった」と出店担当者は胸中を明かした。

ロンドンにおける、とんこつの不動の地位は、純粋に「とんこつ人気」により確立されたものだったのか、それとも単なる売り手側の広告策略に踊らされていたのか、今回のラーメン・エクスペリエンスの結果はそんな現状に疑問を投げかけ、一石を投じる好機となった。
スープの試飲にならぶロンドン市民


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ライター情報: ケンディアナ・ジョーンズ

イギリス在住10年を越える海外組の日本人。特にアートや音楽、さらに食文化に興味あり。趣味はハイキング。

コメント 3

  • 匿名さん 通報

    日本でも年を取ると豚骨からさっぱりした塩に移行するんじゃないの?

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  • 匿名さん 通報

    塩ラーメンが一番好みだけど、日本のグルメ番組が取り上げるのは味噌と醤油ととんこつが多すぎます。塩にもスポット当てていただけると嬉しいです。

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  • 匿名さん 通報

    しょうゆ、、、、 でもテリヤキしょうゆとかは人気あるからいいか。

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