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鉄筋工事の職人による「結束リレー選手権」を見てきた

2017年12月8日 10時00分 ライター情報:前田郁/イベニア
私たちが生活している場の多くは鉄筋コンクリートの建物。その鉄筋はコンクリートなどに覆われているため普段は見えないが、実は命や財産を守る大切なもの。そんな「鉄筋」の世界初となる博覧会が開かれた。

二ッチでアツい! 史上初の鉄筋博覧会


幕張メッセ国際展示ホールで開催された「鉄筋EXPO2017」。主催者によると鉄筋をテーマにした博覧会が行われるのは世界で初めてだそう。

ブースの並ぶ会場


鉄筋の巨大ゲート。格子状に組まれた鉄筋で作られたゲートはデジタルアートのようで、シンプルで力強い美しさを感じる。会場ではゲートを職人さんたちが組み上げていく映像が流れた。無機質な鉄筋と、それを組み立てる職人さんの笑顔にちょっとジンとくる映像だった。

鉄筋ゲート。大きくてびっくり


いろんなことに使える鉄筋


巨大ゲートは直線の美しさだったが、鉄筋の別の顔を見せてくれるのが、鉄筋を使ったオブジェ。鉄を曲げる技術や溶接技術を駆使した作品もあり、鉄筋の奥深さを伝えてくれる。

ラグビーの有名なポーズをした猿

黄金の鳳凰


鱗の造形が見事なドラゴンを見ていたある職人さんは「すごいね。これは時間と手間がかかっているはず」と感心した様子で話してくれた。
こちらはドラゴン

ドラゴンの鱗(?)曲線が見事


鉄筋動物園

キリンの表面。短い鉄筋がパッチワークのよう


こちらは鉄筋を使ったゴルフのパター。打ち心地を聞いてみると「すごくいいよ。先週のゴルフもこれでいけば、もっといいスコア出せたのに」とのこと。値段を担当者に聞くと「今回の展示用の非売品なんです。でも思った以上の反響があったので、商品化を検討してもいいかなと思ってます」と話してくれた。
細い鉄筋とパターの先は太い鉄筋を割ったもの

このボールは見事にホールインした


「鉄筋工」、「圧接工」などの普通の人にとってはかなりマニアックな顔はめボードも。顔はめで撮った写真は、その場でメモ帳にしてくれるサービスもあった。
鉄筋工の顔はめボード

圧接工の顔はめボード


学生とコラボした「鉄筋ART展」


美術系の大学や専門学校に通う学生と鉄筋加工会社が共同制作したアート作品のコンテストも行われた。参加した学生の中には海外からの留学生もいたので、これをきっかけに日本の鉄筋加工技術が世界へ発信されるかもしれない。インドネシア出身と韓国出身学生がデザインして日本の会社が制作した作品は、来場者の投票によって決まるEXPO賞を受賞した。

作品名「手を差し伸べる」薬指には指輪が


こちらの「漫画の一コマ」は、人が入ることで完成するという実験的な作品。学生から作品のスケッチを受け取った鉄筋加工の職人さんは「受け取ったデザインのスケッチには寸法が書いてなかったんだよね。そこが現場と芸術の違いなのかな」と笑っていた。
「漫画の一コマ」は参加型。インスタ映えを狙っているそうだ


準大賞の「フェイス」は、真正面から見ると絵のようだが、角度を変えて横から見ると顔が現れる。審査員はこの細かい曲線を計算された高さで加工する技術は卓越していると、技術評価が高かった。
前から見ると絵のように見える

横から見ると人間の顔が浮かび上がっている


大賞に選ばれたのは「綱引きの瞬間」。一見、鉄棒で台形を作っただけのように見えるが、この鉄棒をよく見ると三本の鉄棒をより合わせている。このより合わせる技術が実はすごい。硬い鉄棒を柔らかい紐のようにより合わせている。作品の大きさは全長7メートルだが使用した鉄棒の長さは20メートル以上! 二人で両方から引っ張ると、綱引きしているように見える。これもSNSに投稿したくなる作品だ。
ただの台形?

引っ張ると綱引き


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ライター情報: 前田郁/イベニア

ライター。シナリオライター。ミニコミ誌中心に執筆。舞台公演の手伝いもします。不妊治療経験者の記事を書いて5年になります。

コメント 2

  • 匿名さん 通報

    未来の高校生って、これほど外国人労働者向けの仕事はないよな、すでに外国人労働者の鉄筋工は増えてるし、質がね・・・

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  • 匿名さん 通報

    無職よりはいいんじゃない?

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