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マニュキュアNG、家族は同じ色の服!マレー系ウェディングに参加してわかった日本との違い

2018年2月15日 08時00分 ライター情報:さっきー

海外で暮らしていると、日本と異なる部分をたくさん見つける。結婚式の仕方もそのひとつ。多民族国家マレーシアは、中華系、マレー系、インド系でウェディングも民族により風習が異なっている。今回はイスラム法に基づくユニークな儀式を大切にするマレー系(イスラム教式)の結婚式に参加してみた。


イスラム法に基づいて行われる結婚の儀式


マレー系結婚式の中で一番重要なのが、披露宴の前に行われる、イスラム法でニッカ(Nikah)と呼ばれている婚姻の儀式だ。ニッカは通常、披露宴の前にモスク、もしくは新郎新婦のどちらかの自宅で行われる。自宅で行われる場合、居間にはおしゃれなカウチソファーが置かれたり、華やかに花が飾られたりと特別に装飾される。

まず、新郎はハドラやコンパンと呼ばれる音楽隊を引き連れて、新婦を家まで迎えに行く。新婦の家に到着すると、新郎は新婦の家族にお金を払う。金額は新婦の家族のリクエストによる時もあれば、新郎側に任せる場合もある。

次に新婦を連れて新郎の実家に行く。そこでは誓いの儀式が執り行われる。儀式では新郎が新婦の父の手を握り、結納金をいくら収めるかといった決まりごとを宣誓したり、コーランに手を置いて誓いの言葉を読みあげたりする。今回は筆者が参加した結婚式は、新婦の父が参加できない事情があったため、モスクなどでイスラム教を教えるウスタズ(ustaz)と呼ばれる宗教教師が代理を務めた。
ニッカの様子

これらが済むと、最後に新郎新婦が互いに贈り物の交換をして儀式は終了する。一般的にはそれぞれ7点ずつ贈り物を用意するのだが、今回は簡素化したため5点の贈り物が新郎から新婦に送られた。
新郎から新婦への贈り物


マニュキュアNG、家族はみんな同じ色の服


日本のようにマレー系結婚式もいろいろと服装に決まりがある。まず女性はマニキュアを塗れない。これは結婚式に限らず、マニキュアにはアルコール成分が含まれているから。加えてマニキュアの皮膜は水を通さないので、祈りの前の手顔足の洗浄が完全なものでなくなるから、という理由もある。

マニキュアはできないが、その代わりに新婦の爪(というより第一関節から先の指ごと)はヘナで染める。ヘナは葉から作られる染料で、髪や皮膚を染めるものとしてもおなじみ。それをムスリムはマニキュアのように使う。結婚式の際も、新婦の指はきれいに赤く染まっていた。

さらにヘナには、「魔除けの力」「幸運を呼ぶ力」があると信じられているため、結婚式では特に好まれる。今回の新婦は指先だけだったが、手足の爪や手のひらにヘナをする人もいる。
新婦の指先に塗られたヘナ

服装にも決まりがある。マレー系のウェディングは、まず両家のテーマカラーを決めるのが一般的だ。筆者が参加した時のテーマカラーは、サーモンピンクと淡い紫。そのため会場の飾りやテーブルウエアはサーモンピンクで、両家の衣装は淡い紫で統一されていた。

一方で参加者は、このテーマカラーに縛られず自由な色を着ることができる。カジュアルな民族衣装を日常的に着るマレー系マレーシア人の間では、結婚式の場合は正装の民族衣装がわりと好まれる。正装というのは、女性ならバジュクバヤ(上下別のタイトなスカートスーツ)にバジュクロン(ロングスカートにゆったりした腰くらいまである長袖の上着を合わせたもの)、男性ならバジュマラユにサンピン(腰に巻く前掛け)だ。

ただし「好まれる」というだけで、マレーシアは日本のように厳格な服装の決まりがあるわけではないため、普段着のようなジーンズにTシャツの男性、ワンピース姿の女性もいる。ミニスカートやノースリーブなど、露出の激しいものでなければ何を着ても基本的には問題ない。
バジュクバヤとバジュクロンを着る女性(左から2番目と右端)とバジュマラユとサンピンを着る男性

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ライター情報: さっきー

二足も三足もわらじをはく♪ 元警察官→国際交流イベント運営、日本語教師、通訳コーディネーター、ライター、旅人。2011年~マレーシア在住。滞在経験を通して多民族マレーシアの魅力を伝える。

URL:PRESSEIGREK

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    日本でも和装の時のマニキュアはNGだが、最近はネイルアートでケバい和装の非常識な方が多い。

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