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回転ワニ、火山岩、カッパまで?秋葉原のアート展がとんでもないことになっている件 

2018年3月8日 17時15分 ライター情報:内堀たかふみ
秋葉原にほど近い場所で、何やらすごい美術展が開催されているという。「ドーン」という立体文字に、



回転するワニ、


解体されたシカの骨、


火山岩を1,000度で溶かした写真、


さらにカッパ姿の男性まで!?


これは、3月11日まで開催されている「3331ART FAIR」。全国選りすぐりのアーティスト約200名による一大アート展だ。


ちなみに冒頭の「ドーン」という作品は、札幌を拠点に活動している高橋喜代史さんによる展示。聞くところによれば高橋さん、漫画家志望だったことから「擬音」をモチーフに作ったのだという。

回転するワニ「スピンクロコダイル」


「回転するワニ」は現代アート作家・タムラサトルさんによる「スピンクロコダイル」。その原点は、タムラさんが筑波大学芸術専門学群総合造形3年生の時。電気を課題にした発表作品について思い悩んでいたある日、「明日起きて最初に思った物を作ろう」と自分に約束。翌朝、目覚めて思いついたのが「ワニを回そう」というものだったという。以来、電気で回るワニの製作にいそしんだ。

だが完成後、「どうして回っているワニが面白いんだろう」と自問したタムラさん。その答えを探すべく、さまざまなバージョンのワニを2年作り続け、結果として、「回っているワニが面白いんじゃなくて、『なんでワニが回っているんだろう』とみんなが考える空間が面白いんだ」という思いに至ったのだとか。

同じタムラさんの作品で、シカの親子の背中を切って分銅を置き、ピッタリ2キロにした「2キロディア(シカ;deer)」なる物もあった。



解体されたシカの骨の展示


同じシカでもこちらは骨だ。冒頭の写真は、秋田公立美術大学の学生4人が解体したもの。彼らは秋田の海岸に流れ着いたオットセイの死体をそのうちの一人が解剖したことをキッカケに、さまざまな動物を解体しているという。ちなみにメンバーのうち男性は1人、女性は3人だ。

展示されている骨は、狩猟家から譲っていただいたシカ。これを半日から1日かけて解体。さらに肉を落とすために約20時間ドラム缶の中で煮込んだという。その時使用したのが、入れ歯洗浄剤「ポリデント」。これを入れることで余計な肉や脂分を落とすことができたのだという。

「動物の骨格を知ることで、彼らがどういう動きをするのか、どんな肉付きなのかまで知ることができます。また他の動物を描くうえでも応用でき、表現するうえで説得力が増します」とは、そのプロジェクトメンバーの児玉さん。 


つまりはこの骨の標本は、これからの表現活動に生かすための途中段階の展示。現在は、浅瀬に迷い込んだイルカを、地元の水族館の厚意で譲ってもらい解体。ドラム缶で煮込んでいるという。

火山岩アート

 
溶ける石の写真を撮ったのは、ドイツ在住のアーティスト・千葉麻十佳(まどか)さん。


東日本大震災をきっかけに、電気を使わず自然界の物で作品を作ろうとした千葉さんが着目したのは「光」。特に太陽光はエネルギーとして活用される一方、虫メガネで通すと物を焼くこともできる「創造と破壊」という両極端の性格を持ち合わせている。

そこで彼女が焼こうと思ったのが火山岩。かつてはマグマだったそれを、特別なレンズを通して1,000度の太陽光を当て、溶かしたという。
 
すると肉眼では見えない「溶けているときの色」が、カメラのレンズを通すことではっきりとらえることができたのだとか。はるか昔に固まった「火山岩」を「マグマ」に戻すという時空を越えたアートは、なんとも神秘的だ。


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ライター情報: 内堀たかふみ

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