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銭湯でパクチーの香りに全身ポカポカ包まれる「パクチー風呂」に入ってきた!

2018年3月12日 11時15分 ライター情報:スズキナオ

パクチーのコストを抑えるために試行錯誤


「朝日温泉」の店主・田丸さんによれば、「パクチー風呂」は1年半ほど前に始まった企画で、大阪市中央区に店舗を構えるパクチー料理専門店「GoGoパクチー」の発案によるものだった。

今はお湯の中に「パクチー風呂の素」という入浴剤を溶かし込んでいるが、

開始当初は乾燥パクチーを湯舟に入れていたそうで、お湯の色も無色透明だったという。スタート時から今の形になるまで色々と試行錯誤があったらしい。そこで、「パクチー風呂」を監修した「GoGoパクチー」の店主・田淵雅圭さんにさらに詳しくお話を聞いてみることにした。

――「パクチー風呂」に入らせてもらったのですが、新鮮な感じもありながら、あの香りが自分としてはしっくりきて、ついつい長湯してしまいました。そもそも「パクチー風呂」という企画を思いつくまでにどういう経緯があったんでしょうか?

「きっかけは、とにかく『パクチーに囲まれたい』という想いが高まったことですね(笑)。2014年に自分自身が大好きなパクチーをふんだんに使用したパクチー料理専門店『GoGoパクチー』をオープンしました。パクチー料理専門店を運営するうえでパクチーの必要量が多く、パクチー農家さんと直接つながることによって、パクチーを安定して入手できるルートを形成できました。『パクチー風呂』に入ることは店舗オープン以前からの夢だったのですが、パクチーの入手ルートを確立できた事によってついに実現する事ができました」

――当初はご自宅で試されていたということですか?
「そうなんです。お店にパクチーがふんだんにあるので、その中で状態が悪くなってきたものを持ち帰って楽しんでいました。生パクチーをそのまま浴槽に投入していたのですが、生パクチーだけだと、香りが出づらいし、一日しかもたないんです。さらに、一回に使用するパクチーを金額に換算すると高すぎるんです(笑)なかなか現実的ではない部分が多くて」

――パクチー料理の専門店をやっている方ゆえに入れる贅沢なお風呂だったわけですね。
「ただ、これはあくまで私の体感で医学的な根拠があるわけではないのですが、パクチー風呂に入ると、入浴後にあきらかに普段とは違う発汗量と身体のポカポカ感があって、体臭もキレイに抜ける感覚があったんです。これを広く普及させられないかと思い、そこから試行錯誤が始まりました」

――自宅で色々実験をしていったわけですか?
「使用するパクチーを変えて色々と試していきました。まずは国産の乾燥パクチーに変えてみました。これなら生パクチーと違ってお湯を替えなければ2日~3日使用できるので経済的なんです。発汗量、温浴効果の高さ、消臭効果は生パクチーと同等でした。ただ、これでもまだまだ一度の使用量に対する単価が現実的でないほど高い(笑)また、生パクチーよりも香りが薄れてしまい満足感が足りない気がしました。そこで次に試したのがタイから大量に輸入したフリーズドライのパクチーでした。日持ちしますし、実感できる効果も同等で、国産のものより大幅にコストダウンできました。ちなみにこの方法で、2016年8月9日に初回の『パクチー風呂』を『朝日温泉』で開催させてもらったんです」

――なるほど! それが記念すべき第一回のパクチー風呂だったんですね。お湯が無色透明だったという。
「はい。それでもやはり一度の入浴に対してのコストが高価なので、家庭でも毎日楽しめるぐらいの価格でなんとか商品化できないかと考えるようになっていきました。そこで入浴剤メーカーさんに相談し、大きなロットで生産することで一回の入浴あたりのコストを大幅に下げることができました。香料メーカーさんに依頼して、パクチーの香りをしっかり再現してもらうこともできましたし、せっかくなら入浴剤としても品質の高いものを作りたかったので、ヒアルロン酸・ショウガ根茎エキス・コラーゲンを配合したものとして製作しました」

――パクチーの匂いに包まれたいという思いから入浴剤を作るまでに至ったわけですね。すごいです。そうやってできた入浴剤を使って銭湯で開催されているのが現在の「パクチー風呂」ということですね。
「はい。大阪市住吉区の『朝日温泉』、大阪府池田市の『城南温泉』、大阪市東淀川区の『昭和湯』、大阪府門真市の『巣本温泉』の4カ所で毎月8日、9日に開催しています(場所によっては8日、9日どちらかだけの開催の場合もあり)。それとは別に、毎年8月9日に日本各地の銭湯に協力してもらって複数の場所で『パクチー風呂』を実施しています」

――実際に「パクチー風呂」に入ったお客さんからどんな感想が寄せられていますか?
「喜んでいただいてる方からは『いい香り』、『身体が温まる』、『肌がしっとりする』という感想をいただいています。『パクチーは食べられないけど、お風呂なら楽しめた』という意見もあります。逆に、否定的な意見としては『香りがキツい』の一点のみです(笑)」

――「GoGoパクチー」では「パクチー風呂の素」として通販でも入浴剤を販売しているそうですね。

「2017年の8月9日から『GoGoパクチー』の店頭とネット通販で販売しています。今は母体である飲食業に比重をかけてしまっているのでPR活動をあまり行えていないのが現状ですが、パクチー好きの方、お風呂好きの方、美容・健康に関心が高い方にぜひ試してみていただきたいです」

――ありがとうございました!
パクチー好きが高じて、パクチーの湯に浸かりたい!と思い、果ては入浴剤を開発するまでになった田淵さん、その勢いにアツいものを感じた。前述した通り、「パクチー風呂」には大阪の4つの銭湯で毎月入れるほか、毎年8月9日の特別なイベントでも体験できる。なかなか大阪までは行けない!という方は通販サイトで入浴剤を購入し、ご自宅でチャレンジしてみてほしい!
(スズキナオ)

取材協力:
GoGoパクチー
住所:大阪府大阪市中央区博労町4-7-3 T3SHINSAIBASHIビル
パクチー風呂の素オンラインストア

朝日温泉
住所:大阪府大阪市住吉区住吉区南住吉3-11-8
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ライター情報: スズキナオ

1979年生まれ水瓶座・A型。立ち飲みや無目的な街歩きが趣味。チミドロっていうテクノバンドをやっています!

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