巷のB級ニュース“小”ネタを毎日配信!

5

ラーメン激戦区ロンドンでじわり人気 平たく長い中国のビャンビャン麺

2018年5月7日 11時15分 ライター情報:ケンディアナ・ジョーンズ
長〜いビャンビャン麺

本格的な日式ラーメンが定着したロンドンでは今、「ビャンビャン麺」と呼ばれる珍しい名前の「油そば」が、じわりと広がりつつある。ビャンビャン麺とは、ラーメンの本場・中国にある、せん西省のご当地麺だ。せん西省は秦の始皇帝の墓所・兵馬俑で名高い、省都・西安市(かつての長安)を擁する地域でもある。

「ビャン」とはオノマトペ(擬音語)で、麺の生地を打ち延ばす際の音に由来する。日本語だと「パチン」に近い音だ。「ビャン」を表記する漢字は58画あり、中国では極めて複雑な合字として知られている。書き順の覚え歌もあるほどだ。

ビャンビャン麺の妙味は平たく長〜い手延べ麺にある。そもそもラーメンの「ラー(拉)」とは、「引っぱる」という意味。手延べ麺こそが元来のラーメンなのだ。 麺一本の長さは3〜4メートルにも達する。そのビャンビャン麺が英タイムアウト誌やインディペンデント紙にも紹介されロンドンで話題になった。

平たい、長い、すすれないビャンビャン麺


ロンドンでビャンビャン麺を扱っているのが、市内中心部西寄りのメイフェア地区にある「マーガー・ハンハン」だ。ロンドナーがビャンビャン麺に魅了されるきっかけとなった店である。同店は日式ラーメンの激戦区であるロンドン・ピカデリー地区に程近いが、雑然とした繁華街ではなく、メイフェアというロンドンきっての高級志向の地区に属している。ちなみにビャンビャン麺と並んでロージャーモー(マーガー)と呼ばれる古代中華バーガーも同店の名物料理だ。
メイフェア地区にある「マーガー・ハンハン」

さて、ビャンビャン麺が運ばれてきたので、さっそく食べてみることに。まず、ビャンビャン麺のどんぶりの底には、しょうゆベースの濃いめのタレ、酢、ラー油、塩、唐辛子、ニンニク、ショウガ、角切りのジャガイモ、キクラゲなどが入っている。それを白菜とチンゲン菜と併せてゆでられたビャンビャン麺に絡めて食べる。 よく混ぜることが必要な点は日本の「まぜそば」に近い。混ぜることにより酸味、塩っ気、辛さが調和する。まぜそばともなると、最後に残ったタレに「追い飯」と行きたいとこだが、残念ながらメニューにご飯はない。

トッピングの具材はお好みで、長ネギ、トマトと卵の炒め物、豚の角煮などを加える。辛さは、甘口、中辛、辛口と3段階で選べるが、甘口でも十分に辛く、辛口だとむしろ激辛に近いので、辛さが苦手な人は注意が必要だ。
マーガー・ハンハンのビャンビャン麺

麺はとにかく平たく長い!手延べ麺のために厚みや幅が一様でないが、全体的にモチモチしている。箸でかき分けながら麺の先を探そうとしたが見つからない。箸で麺を持ち上げようとするも汁が飛び散ってしまう。日本流に麺をすするのも至難の技だ。しかし楽しい!

せん西省において、「腰帯」に例えられるビャンビャン麺は 、せん西八大怪の一つに数えられている。その帯状の麺は名古屋の「きしめん」、群馬の「ひもかわ」や岡山の「しのうどん」に代表される「平打ちうどん」にも近い。
ビャンビャン麺の生地を打ち延ばすルーマニア人シェフのコスティさん


ライター情報: ケンディアナ・ジョーンズ

イギリス在住10年を越える海外組の日本人。特にアートや音楽、さらに食文化に興味あり。趣味はハイキング。

URL:PRESSEIGREK

「ラーメン激戦区ロンドンでじわり人気 平たく長い中国のビャンビャン麺」のコメント一覧 5

  • 匿名さん 通報

    気をつけろ。そのうち盗京の元祖土人が ラーメンの元祖はエドマエにだ あっちのラーメンは偽物にだパクリにだ~ とか言うて来よるぞ 嘲

    5
  • 匿名さん 通報

    拉麺ではありますが、ラーメンではないということですか? ラーメンは啜って食べましょう。言わずもがな。

    4
  • 匿名さん 通報

    「日式ラーメン」とか「イギリス在住10年を越える海外組の日本人」という日本ではあまり聞かない表現がおもしろいです。 ケンディアナ・ジョーンズさんは、どういう方なのか興味があります。

    4
  • 匿名さん 通報

    かわいい日本の女の子が、麺をすすれなくて少しずつ噛むように口に運んでいるのも可愛いもんだと思うがいかがかな。食べ方自由、麺を食おう。

    3
  • 匿名さん 通報

    「すすって食べる」は絶対正義ではない。行動は人に迷惑をかけない限りにおいて個人の勝手。ラーメンを食べる音を不快と感じる人が多い国に行ったら、私はラーメンをすすらない。

    0
コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!