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「ド下手な素人だった」アナウンサーのトーク講座が人気の理由

2018年6月22日 15時10分 ライター情報:天谷窓大
「私、自分のしゃべりがこんなにダメだったんだって、入社してはじめて気づきました」
そう語るのは、元ニッポン放送アナウンサーの五戸美樹(ごのへ・みき)さん。

現在はJ-WAVE「GROOVE LINE」、AbemaTV「AbemaRADIO MyGirl meets Aこえ」などのレギュラー番組出演にくわえ、イベントMCやトーク講師として活躍。講座の生徒たちからは「トークの先生」として慕われる五戸さんですが、女子アナ時代は「ド下手な素人」だったとか。
そんな状態だった人が、どうしてトーク講座を主催するまでに? ご本人にお話を聞いてみました。

東京メトロ「メトロde朝活」でトークレッスンを行う五戸美樹さん

「インタビュー相手のほうが上手い」と言われた新人アナ時代


五戸さんがニッポン放送にアナウンサーとして入社したのは2009年のこと。
「数年ぶりにニッポン放送が採用したアナウンサー」として、注目された存在でした。
しかし当時を振り返り、自分は「ド下手で泣き虫なダメアナウンサー」だったと彼女は語ります。

五戸「新人時代、とある番組でお店からの中継レポートを担当したんです。
店主のかたにお話を聞けたのはいいんですが、私は『おすすめのラーメンはどちらですか?』みたいなことをずっと棒読みで質問するばかりで……。
本番が終わって、『君よりインタビュー相手のほうがずっと自然な話し方だったよ』と、いろんな人に言われてしまいました。
アナウンサーらしく質問しよう!と気取ってばかりで、目の前の人と全然話ができていなかったんですね」

生放送のレポートでスタジオから呼びかけられたとたん「頭が真っ白」になってしまい、涙声でしゃべる羽目になったことも。
自分の不甲斐なさに、毎日泣いていたといいます。

トーク原稿を「○○○○」に書き換えて克服


たとえきれいな言葉を使えたとしても、相手に伝わらなければ意味がない──
自分のなかの「理想像」をいったん捨て、五戸さんは一念発起します。

五戸「まず、トークのために書いていた原稿を『書き言葉』から『話し言葉』に書き換えるようにしました。
原稿の文体は、基本的に書き言葉なんです。でもこれをそのまま読み上げてしまっては、普段の会話と言い回しが異なる。なので、これを普段会話するときと同じ言葉遣いに全部書き換えていきました。
たとえば、『17時より始めさせていただきます』と書かれていたら、『夕方5時にスタートします』というように。
そして普段の会話から繋げて言うようにして、棒読み感をなくしていきました。

あと、実際に有効だったのが、『留守番電話をかけるフリをする』。
だれか相手を思い浮かべて、その人の留守番電話にメッセージを吹き込むという設定でしゃべるんです。日常生活ではなかなかない『ひとりしゃべり』の状況に慣れる訓練をしました」

話に困っても、そのとき使える「技」をたくさん身につけていけば、相手とコミュニケーションを楽しめるトークができるようになっていく──
試行錯誤のすえに見つけた方法を駆使しトーク力を磨いていった五戸さんは、リスナーに人気の看板アナウンサーとなっていった印象があります。

ライター情報: 天谷窓大

毎日を少しでも面白く過ごしたいイベントプロデューサー。
天真爛漫な通勤のワザを競う集団「エクストリーム出社協会」代表、焼き芋専門フードフェス「やきいもテラス」プロデューサー。

URL:Twitter:@amayan

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