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「孤独のグルメ」「ミスター味っ子」などグルメマンガ界のレジェンドたちが明かす舞台裏

2018年8月20日 14時00分 ライター情報:高柳優/イベニア


グルメマンガは、今やマンガを語る上では外せない一大ジャンルです。東京・三鷹RIスタジオで開催されたイベント「グルメマンガ家の世界」では、出版社の垣根を越えてレジェンド級の先生たちが集結! ファンにとってはヨダレが出るほど“美味しい”トークが繰り広げられました。

この豪華なイベントが実現したきっかけのひとつは、現在盛り上がっているグルメマンガブーム。どのマンガ誌にもグルメマンガがあり、テレビ番組でもマンガ飯が取り上げられています。その魅力をさまざまな角度からファンに発信したいと企画され、どうせなら大きくやろうと1日で7名ものマンガ家さんが登場することになったそうです。



グルメマンガの原作者が語る、取材の苦悩





出演するマンガ家さんは、作品の人気や作風のバランス、作者自身のキャラクターなどを考慮して決められたとのこと。

第1部は初顔合わせの原作者対談。『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之先生と、『築地魚河岸三代目』の原作者・鍋島雅治先生。そして作家・心理カウンセラーの五百田達成さん、『ちびあいりんのゆるやかな日常』などのイラストレーターとしても活躍する古川愛李さんが、グルメマンガファンを代表して進行を務めました。

(左から)五百田さん、古川さん、鍋島先生、久住先生


まず、TVドラマも人気の『孤独のグルメ』の取材秘話。舞台となるお店はネットや情報誌に頼らず、久住先生がひたすら町を歩いて「(主人公の)ゴローに食べさせたい」と感じた面白いお店を探すそう。しかもスタッフも加わり数回通って食べた後に、はじめて交渉開始するのだとか。

イベントでは久住先生による写真を見ながら、お店のどこに着目するか、立地や外観、メニュー(「冷やしハンバーそば」など謎のメニューがあったらお店の人に聞かずにまずは注文!)などのポイントについて、ユーモアたっぷりにトークが進みました。

一方、鍋島先生は学術的・歴史的に膨大な調査をするそう。特に『築地魚河岸三代目』ではテーマとなる魚を丸々一尾を買って実際に調理。「絶対作って食べないとダメなんです」といい、科学的な情報はもちろん、その時その人に食べさせてあげたいという気持ちも大事にしているそうです。

そして鍋島先生の出身である佐世保のちゃんぽんの話に。駅前のちゃんぽんが美味しかったという久住先生の情報に、地元に詳しい鍋島先生が激しく同意し、スープの味で盛り上がる一幕も。

握手を交わす鍋島雅治先生と久住昌之先生


他にも「取材のはずが、あまりに美味しいと写真撮影を忘れ、食べた後に気づく」、「単なる情報だけでなく、出会いや想像力が大事」など、原作者あるあるが盛り上がり、初対面とは思えない意気投合した姿が見られました。

トーク後はお宝プレゼント抽選会と記念撮影が行われて終了。イベントオリジナルグッズを購入した人への特典として、サイン会も実施されました。

サイン会前の鍋島雅治先生と久住昌之先生

ファンの方へサインをする鍋島雅治先生と久住昌之先生


イベントオリジナルグッズは、Tシャツ(3500円)、タンブラー(1000円)、クリアファイル&メモ帳セット(700円)。全先生の代表キャラクターが勢ぞろいしたイラスト入りです!

キャラクターが勢ぞろいしたオリジナルグッズ


丸写しじゃダメ! 料理の絵を描くコツ教えます


第2部は仲良しの実力派作家3人組。『ひよっこ料理人』の魚戸おさむ先生、『築地魚河岸三代目』作画のはしもとみつお先生、『蒼太の包丁』作画の本庄敬先生。

(左から)古川さん、はしもと先生、魚戸先生、本庄先生、五百田さん


舞台裏では緊張していた先生方ですが、ステージが始まると絶好調。古川さんからの好きな食べ物は何かの質問に「みそ汁」(魚戸先生)、「魚」(はしもと先生)、「白い飯」(本庄先生)と定食を完成させるほど。さすが普段から仲良しだという三人です。

原案がメインだった第1部とは対照的に、こちらは料理の“絵を描く”話題がメイン。「単に料理を丸写しするのではなく、なんとかこの美味しさを伝えたい」、「絵のうまさ以上に食べ物への思いが大事」と話していました。特に漁師の息子である本庄先生は、舟盛りを描く際にそれぞれの刺身がどの魚のどの部位かまで気にしたとのこと。また、スタッフも食べるのが好きな人が多いなど、話題は尽きません。

そして即興で絵を描く「ラクガキ対決」も開催。お題は第1部の久住先生と鍋島先生からのリクエストで「コンクリートミキサー車から出てくる、人生最後に食べたいもの」。制限時間3分というハードな条件にも関わらず、スラスラッとペンを走らせる姿に会場から感嘆の声があがります。

ラクガキ対決

本庄敬先生による「コンクリートミキサー車から出てくる、人生最後に食べたいもの」は『とろろめし』

魚戸おさむ先生による「コンクリートミキサー車から出てくる、人生最後に食べたいもの」は『ラーメン(小学生の頃食べた90円のラーメン)』

はしもとみつお先生による「コンクリートミキサー車から出てくる、人生最後に食べたいもの」
は『プリン』(?)


お宝プレゼント抽選会ではこの色紙に加え、先生方のご厚意により約半数の参加者にプレゼントが当たるという太っ腹な企画が。記念撮影タイムでもファンからの要望に応える姿が印象的でした。

魚戸おさむ先生、はしもとみつお先生、本庄敬先生の3ショット

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ライター情報: 高柳優/イベニア

ヒラメキが得意なクイズ&パズル作家。
言葉遊びやゲームやミステリーなど、頭脳系エンタテイメントが大好き。
笑えること、珍しいこと、やらしいこと、しょーもないことが好物です。

「「孤独のグルメ」「ミスター味っ子」などグルメマンガ界のレジェンドたちが明かす舞台裏」のコメント一覧 3

  • 匿名さん 通報

    「美味しんぼ」がないwww

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  • 匿名さん 通報

    「包丁人味平」が”西部劇的な対決が元のエンタテイメント”との説明に納得。そんな感じだったな。

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  • 匿名さん 通報

    土山しげる先生がご存命ならこのイベントに参加されていたのだろうな・・・

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